私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

日野自の型式指定取消と今後予想される流れ

2022-06-25 | コラム
日野自の型式指定取消と今後予想される流れ  国交省が3/29付けで日野自動車(トヨタといすゞ宛てにも処分が下されているがエンジンOEM先メーカーで販売中断だが直接の責任はない)に対し、エンジン型式が4型式搭載車の型式指定取消という重い処分が下された。恐らく型式指定取消という処分は日本で初のものだろう。従来までの日本の国交省および通産省と車両メーカーの関係からだと、この程度ではここまで重い処分となら . . . 本文を読む

これも3D・CAD設計と試作の不足によるリコール

2022-06-25 | コラム
これも3D・CAD設計と試作の不足によるリコール  ちょっと以前のリコール(2018年9月)だが、現行プリウス50が登場(2015年)してしばらく後のリコールだが、エンジンルーム内のPCU(パワーコントロールユニット:インバーター)へ接続するワイヤリングの取り回し不良で、ショートする可能性があるという内容だ。  昔のクルマでは、実車のモックアップ(木製ダミー)などの試作を行い、それに合わせて各付 . . . 本文を読む

ルポルタージュ・損害調査員 その9【見積屋の御用聞き調査員を嗤う】

2022-06-25 | コラム
ルポルタージュ・損害調査員 その9【見積屋の御用聞き調査員を嗤う】  第9回目のルポルタージュとして記したが、もしやしてこういうことがあっちゃイカンという警告を込めた意見として記したい。  そもそも、現在でも昔を懐かしみつつ、現状を眺めるについて、こんな体たらくでいいのかという意見は、私より余ほどの大先輩とも話すのは常なのだが・・・。  その3でも触れたことだが、損保調査員(技術アジャスター) . . . 本文を読む

世の自動車検査員に告ぐ

2022-06-25 | 問題提起
世の自動車検査員に告ぐ  指定工場(特にディーラー)の車検不正など行政処分が止まらない。この要因について、国交省やトヨタ自動車、そして処分を受けた企業など、さまざまないい訳を述べているが、私は嘘を付くなと断じている。  不正車検を惹起する要は自動車検査員にあることは確かだろう。自動車検査員は、自動車検査における国家権限を個別検査員に委嘱したみなし公務員となされている。つまり、こと自動車検査におけ . . . 本文を読む

この記事を見ると考え込んでしまう・小中学校のエアコン普及率

2022-06-24 | コラム
この記事を見ると考え込んでしまう・小中学校のエアコン普及率  全国の公立小中学校のエアコン普及率に大きな格差があることを知った。最新の2017年調査では、全国平均で49.6%だそうだが、都道府県別に集計したグラフを見るとどうしてここまで格差が生じるのかと憤然とする。  全国の大企業本社がひしめく財政豊かな東京都とが100%なのは理解できるが、香川県などもさほど財政豊かとは思えないが100%近い。 . . . 本文を読む

指定工場の最悪処分 認証取消

2022-06-24 | コラム
指定工場の最悪処分 認証取消  国交省のネガティブサイトでは、管理下の業種について、行政処分を下した関係業種を公示している。自整業の場合、指定工場絡みの処分が、定期監査も含め多くなる訳だが、その処分のを小さい方から記すと、➀適合証の発行禁止(15日とか有期間)、②検査員の解任命令(該当検査員は2年間検査員に選任不可能となる)、③事業停止(15日とか有期間)、④指定取消、⑤認証取消という順序になるだ . . . 本文を読む

トヨタに続きホンダでも不正車検が摘発

2022-06-24 | 問題提起
トヨタに続きホンダでも不正車検が摘発  そもそも、当ブログ4/15付けの「トヨタに限らず不正車検多発問題・国交省への意見」でも記しているが、昨年のトヨタの車検不正の多発があったが、今年(2022年)3月単月で不正車検摘発が15件という急増していることがある。この3月の15件だが、昨年の同月は6件であり明かな異常多発であるが、15件中の14件がディーラーということがある。これは何を示しているのか? . . . 本文を読む

トヨタ bZ4X & スバル ソルテラ、タイヤ脱落の恐れで使用停止を要請

2022-06-24 | コラム
トヨタ bZ4X & スバル ソルテラ、タイヤ脱落の恐れで使用停止を要請  6/23付けリコールでトヨタの「bZ4X」とスバルの「ソルテラ」について、タイヤの取付ハブボルトが緩む恐れがあるとして、「恒久対策が決まるまで 、使用者に対し使用停止を要請する」というリコールが公示された。つまり、現時点で対策が決まっていないとなると、ハブボルトが緩む原因も判明していないと云うことが想像できる。  リコー . . . 本文を読む

ルポルタージュ・損害調査員 その8【出入り禁止に内在する問題】

2022-06-24 | コラム
ルポルタージュ・損害調査員 その8【出入り禁止に内在する問題】  第8回目のルポルタージュとして記すが、これは私が損保調査員になって1年程のことと記憶するが、ある工場に立会をしたのだが、その際の言動や態度に不満があったのが要因だろう。私の帰社を待つまでもなく、その該当工場から勤務先になんやかんやと連絡が入り、「あいつ」(私)を調査に来させるなという話しがあった様なのだが、帰社した私にそのことは何ら . . . 本文を読む

検察特捜部は見直すべき

2022-06-23 | コラム
検察特捜部は見直すべき  特捜部というのは、検察庁の組織だが、日本に3カ所しかない。それは、東京、大阪、名古屋と云うことなのだが、いわゆる国策捜査と云われる様な国政に関与する事件を扱うことでも知られている。そのくせ、安倍なにがしの森友加計とか桜の会などのあれだけ疑わしい出来事には着手しようという気配はない。つまり、マスコミは、正義の味方みたいに場合よっては持ち上げるが、検察特捜におよそ正義などあり . . . 本文を読む

なんとも安っぽい「液晶コンビネーション」パネル

2022-06-23 | コラム
なんとも安っぽい「液晶コンビネーション」パネル  最近の自動車で多くなって来たのが、運転席前にあるスピードメーターなどのコンビネーションパネルの液晶化が一段と増えたことがある。  このコンビネーションメーターの液晶化は日本車が世界で一番速く取り入れていて、2008年のクラウン(S200系)で世界初採用されていたのだ。  この液晶メーターだが、ソフトウェアで、メーター配置やデザインを切り替え出来 . . . 本文を読む

酒気帯び運転で事故だが負傷者なしで懲戒解雇とは酷ではないか?

2022-06-22 | コラム
酒気帯び運転で事故だが負傷者なしで懲戒解雇とは酷ではないか?  サービスマネージャーが酒気帯び運転で電車とぶつかり事故という記事だ。運転車にも列車の乗客にも怪我はなかったのだろうが、列車遅延が生じてそれなりの営業損害金の賠償が請求されるだろう。こんなローカル線でも、数百から運休時間によれば数千万にはなんるだろう。これは酒を飲んでいても対物賠償金で支払える。  しかし、酒気帯び運転だが、呼気のしき . . . 本文を読む

ルポルタージュ・損害調査員 その7【賠償額の確定も一種の示談ということ】

2022-06-22 | コラム
ルポルタージュ・損害調査員 その7【賠償額の確定も一種の示談ということ】  第7回目のルポルタージュとして記すが、昨今の損保調査員(技術アジャスター)は自他ともに見積屋であることを認識しているということがある。それと、私が損保在職中に、先輩もしくは後輩で、この仕事を継続するのが精神的に辛く、退職を決断するという機会を何度か見てきて、その中には理由を聞き、説得を試みたケースもあるのだ。この様な中で、 . . . 本文を読む

整備白書R3年度より その1-7【私の解釈】リンク集

2022-06-21 | コラム
整備白書R3年度より その1-7【私の解釈】リンク集  ここでは、2022年3月に発刊された日整連整備白書R3年度版において、白書内に日整連のエリート達の記述がなされているが、非エリートの実務家たる私の解釈として記述した事柄を記した。 整備白書R3年より その1 総論 2022-05-21 https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/1c5d52b8e04087a1 . . . 本文を読む

ルポルタージュ・損害調査員 その6【損害保険会社におけるテーブルファイアとは】

2022-06-21 | コラム
ルポルタージュ・損害調査員 その6【損害保険会社におけるテーブルファイアとは】  第6回目のルポルタージュだが、必ずしも調査員に限らないが、現在は死語化している損保業界言葉で「テーブルファイア」といのがあることを記してみたい。  ここで云うテーブルファイア(机上火災)とは、主に保険会社組織が起こしてきた事故の生成による組織的な裏金作りのことを指す。同様の裏金作りのかなり信憑性が根強くあることが、 . . . 本文を読む