私の思いと技術的覚え書き

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経年欧州車のモール磨き事例

2016-10-21 | 車両修理関連
 経年欧州車のドアベルトモールやルーフドリップモールは、何故かツヤ引けやウロコ状の腐食痕を生じやすいものだ。知るだけでも、BMW、VW、アウディ、ジャガー等々、同様の症状を呈している車両を多く見掛ける。

 塗装用のコンパウンドや、ネット等で見つけた磨き剤を試してみた方もいるだろうが、正直云って労力ばかりでロクな効果がないというものではないか。

 既に同様の方法を知っている方も多いとも思うが、プロの板金屋さんでも知らないという場合もあるのが実態と感じている。今回ご示す手法のキモは、ホームセンター等で売っている「青棒」という金属磨き剤と小径バフ(50Ф程)を電ドルで駆動して使用するものだ。抜群の磨き効果で、前後ドアのベルトモールとルーフドリップモールの片側3点で約30分の作業時間で、ピカピカモールが復活出来るので、同様不具合で悩んでいる方はお試しあれ。

補足
 ホームセンター等で販売しているステンレス磨き用の「青棒」は、650円程。同じく小径バフは700円程。磨き作業の実際としては、まず青棒をバフに擦り付け、そのバフでモールを磨き込む。なお、モール周辺はマスキングテープで塗装面やガラス面の保護を行うこと。電ドルだが、当然エアツールでも可だが、インパクト機能を持った様な低回転のものは適さないと思う。なお、ルーフドリップモール磨きは、適宜ドアを開放させて行うが、ドア開口部をマスキングして室内への削りカスの侵入付着を防ぐ要あり。







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