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今後熱海市長への非難は高まるだろう

2021-07-18 | コラム
今後熱海市長への非難は高まるだろう
 現熱海市長は「斉藤栄」氏(1963/3/17生まれ58才)だが、H18年の市長主任以来、現在4期目15年を市長職として執務し続けている。

 何故、これ程の長期連続就任が継続できたかだが、バイブ崩壊以降の熱海市は、歴史ある名だたるホテルが軒並み倒産もしくは廃業し、観光都市たる熱海市は凋落の一方だった。それが、この斉藤氏の力量もあったのだろう、徐々に復活して来たということを市民が認め、再任され連続4期のという長期市長就任となったのだろう。

 ウィペデアで知る斉藤氏の経歴だが、東京工大の土木工学科を卒業、その後米デューク大学院で修士課程(MBA)までを納めている。その後国土庁(現国交省)へ入庁、キャリア官僚として13年キャリア官僚として勤めた、土木工学のスペシャリストだ。

 しかし、観光都市熱海市はその大部分を箱根山の外輪山となる急峻な地形で、今回の伊豆山地区に限らず、市域のほとんどに、今回の伊豆山大土石流ほどではなくても、崩落などの災害が生じそうな場所は幾らもある。

 それが、市長就任15年を経て、それら危険場所への手当が不十分だったことを証明してしまったのが、今次の伊豆山大土石流の発生であっただろう。

 この中には、2017年の市議会で、ある市議が例の土石流発生の起点となった盛り土について質問したのに対し、市の行政担当者が「これは関連の会社で、普通の民間企業と異なる」などと、如何にも関連だと特別扱いをせざるを得ないと受け取れるとんでも発言をしていたことが既にNet上で報知されている。市長だからして、当然その場にいて聞いていた訳だろうし、この不正を正せなかったという責任問題が生じてくるだろう。

 また、これは大手メディアでも報じられていることだが、伊豆山地区の避難民は、現在市役所から数百m程の近くのホテルで避難生活を強いられているが、あの落ち目で何とか国民の人気を得ようと一所懸命の管首相は慰問に訪れているが、市長は未だ訪れもしていないと云うことだ。そもそも論だが、五輪開催とか緊急事態宣言下にある首相が、人気取りのために出歩くのも問題だが、地元に密着した活動が求められる市長が、しかも執務場所たる市役所至近にある避難所へ慰問にも訪れないのは、如何にも情知らずだという声が聞こえて来ている。

 現市長の任期は、次年(R4年)9月までらしいが、ことによると辞任圧力は高まり、それまで持たない様にも想像される。


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