経済不況の波は多くのブランドを持つ外食産業にも強く及んでいる様です。そんな中、マクドナルド等は、最高益を更新する等と例外的なブランドもありますから、商売とは難しいものと思わざるを得ません。
ところで「すかいらーく」社ですが、数年前から業績不振や創業家との経営的な確執等が報じられて来ていました。そんな中、同社では業績回復のリストラ策として「すかいらーく」ブランドの多くを「ジョナサン」ブランド店に変更する方針の様です。
私の住まい地の「すかいらーく」店も、つい先日見たら「ジョナサン」店に変更されていました。想像するに、価格イメージの高い「すかいらーく」店から、より低価格を主眼とした「ジョナサン」店にシフトするというものでしょう。しかし、私だけの思いかもしれませんが「ジョナサン」なるブランドよりも、余程「すかいらーく」の方がブランド名として浸透しており、それだけのブランドを捨て去るのは、もったいないことではないのかと思ってしまうことです。
長い期間を経て浸透したブランドを、イメージチェンジだけのために切り替える今回の策が成功するのかどうか、興味を感じることだと思います。願わくば、かつて「ダットサン」ブランドを捨て去り「ニッサン」ブランドに統一したけど、デメリットが大きかったと感じられる様な愚とならぬことを思います。