これは日本の都道府県別で最も自動車登録台数が多い愛知県の話しだ。そういう意味では米カルフォルニアに相当するが、カルフォルニアは米国ならず世界の自動車界に対する影響力が極めて強い州だが、愛知にそんな気風はない。
この愛知で、レクサスLX(ランクル200に相当するレクサスバージョン車)の盗難台数が2020年で最も多い119台に上ったという。同車は高額高級車だから母集団となる総販売台数がさほど多くないから、同車の5台に1台が盗まれた勘定になるという。
盗難犯にしてみると、レクサスLXがある、即盗難仕様とはなる訳ない。予めレクサスLXの駐車中などを見つけると、付け回し、監視しと、使用者の行動パターンを把握し、どのタイミングで盗めば良いかを十分検討して犯行に及んでいるのだろう。つまり、使用者は、絶えず尾行されたり、監視されたりしているという訳だ。
こういう高級高額車を乗りたがるからと云って、4WDの走破性能を理由に購入する方は少ない様に想像する。そんなことより、大きな車体で豪華な装備、虚栄心を満たしてくれると云うところが、主な車種選択の動機なのではないだろうか。しかし、こんな盗難犯から付け狙われ、盗難による財産の損失(ほとんど車両保険でカバーされるだろう)で済めば良いが、中には身体的な気概を受ける場合も想定されるだろう.そんな意味で、よくそその様なクルマに乗れるよとも思うが、虚栄心の強さには勝てないと云うところではないだろうか。
しかし、盗難は車両保険でカバーできるからといえども、保険会社では同車の車両保険額を引き上げると共に、なるべく契約を受けない様に敬遠することになろう。
それと、この事態を車両メーカーはどういう思いで対処しようとしているのか意見を聞いて見たいものだ。恐らく、最新の電子装備などで、十分な対策は行っていると答えるのだろう。しかし、たぶんこの車両もスマートキーなるシステムを採用しているのだろうが、そもそもその脆弱性に対する責任をどう考えているのだろう。
【関連ブログ】
スマートキーの脆弱性にメーカーは責任を感じているのだろうか?
2021-01-15 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/845c7ef99c32e35491cd9c32e4504595
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狙われるレクサスLX 愛知で盗難最多、5台に1台が被害
中部 2021年2月2日 2:00
愛知県内でトヨタ自動車の高級車「レクサスLX」が盗まれる事件が増えている。2020年は車種別で最も多い119台が被害に遭った。1年間で県内登録の5台に1台が盗まれた計算だ。県警は海外への転売を狙った組織的な犯行の可能性もあるとみて、持ち主に防犯対策の徹底を求めている。
「ドアロックが開いています」。20年10月中旬、名古屋市千種区の男性(43)の携帯電話に愛車のドアロック解除を知らせるメールが届いた。未明に狙われたのは買ったばかりのレクサスLXだった。マンションの駐車場に駆けつけると、バンパーがこじ開けられていた。
およそ3週間の修理を経て車が戻った直後の11月中旬、2度目の被害に遭った。「この短期間で2度も狙われるとは……」。ドアが開くと警報音が鳴る防犯装置を自身で取り付けており、盗難は免れたが修理代は70万円に上った。
愛知県警によると、20年の自動車の盗難被害のうち、車種別ではLXが119台で最多だった。次いで多いのがプリウス(79台)、3番目がランドクルーザー(32台)だった。19年はプリウスが最も多く、LXは51台で3番目。過去5年はプリウスが4回最多になっており、LXは20年に初めてトップになった。
LXは高級車「レクサス」ブランドのSUV(多目的スポーツ車)の中でも最上級車だ。15年にトヨタが国内販売を開始し、新車価格は1000万円を超える。
自動車検査登録情報協会によると、LXの県内の登録台数は20年3月末時点で605台。単純計算で5台に1台が盗まれたことになる。「複数の自動車盗グループが高く売れるLXを狙い、海外で転売しているのではないか」(県警幹部)との見方もある。
一戸建ての駐車場が狙われやすいが、路上やコインパーキングで盗まれたケースもあった。半数以上は名古屋市内に集中している。
持ち主や通行人の目撃によって犯人が逃げ、盗難を防ぐ例は多い。県警幹部は「犯人側に発見されるまでの時間を遅らせれば盗難リスクを抑えられる。市販の防犯装置で複合的な対策を講じてほしい」と呼びかける。シャッター付き駐車場に止めて外部から見えないようにするのが最も効果的だが、タイヤロックやハンドルロックなど車外から見える対策が有効だとしている。
この愛知で、レクサスLX(ランクル200に相当するレクサスバージョン車)の盗難台数が2020年で最も多い119台に上ったという。同車は高額高級車だから母集団となる総販売台数がさほど多くないから、同車の5台に1台が盗まれた勘定になるという。
盗難犯にしてみると、レクサスLXがある、即盗難仕様とはなる訳ない。予めレクサスLXの駐車中などを見つけると、付け回し、監視しと、使用者の行動パターンを把握し、どのタイミングで盗めば良いかを十分検討して犯行に及んでいるのだろう。つまり、使用者は、絶えず尾行されたり、監視されたりしているという訳だ。
こういう高級高額車を乗りたがるからと云って、4WDの走破性能を理由に購入する方は少ない様に想像する。そんなことより、大きな車体で豪華な装備、虚栄心を満たしてくれると云うところが、主な車種選択の動機なのではないだろうか。しかし、こんな盗難犯から付け狙われ、盗難による財産の損失(ほとんど車両保険でカバーされるだろう)で済めば良いが、中には身体的な気概を受ける場合も想定されるだろう.そんな意味で、よくそその様なクルマに乗れるよとも思うが、虚栄心の強さには勝てないと云うところではないだろうか。
しかし、盗難は車両保険でカバーできるからといえども、保険会社では同車の車両保険額を引き上げると共に、なるべく契約を受けない様に敬遠することになろう。
それと、この事態を車両メーカーはどういう思いで対処しようとしているのか意見を聞いて見たいものだ。恐らく、最新の電子装備などで、十分な対策は行っていると答えるのだろう。しかし、たぶんこの車両もスマートキーなるシステムを採用しているのだろうが、そもそもその脆弱性に対する責任をどう考えているのだろう。
【関連ブログ】
スマートキーの脆弱性にメーカーは責任を感じているのだろうか?
2021-01-15 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/845c7ef99c32e35491cd9c32e4504595
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狙われるレクサスLX 愛知で盗難最多、5台に1台が被害
中部 2021年2月2日 2:00
愛知県内でトヨタ自動車の高級車「レクサスLX」が盗まれる事件が増えている。2020年は車種別で最も多い119台が被害に遭った。1年間で県内登録の5台に1台が盗まれた計算だ。県警は海外への転売を狙った組織的な犯行の可能性もあるとみて、持ち主に防犯対策の徹底を求めている。
「ドアロックが開いています」。20年10月中旬、名古屋市千種区の男性(43)の携帯電話に愛車のドアロック解除を知らせるメールが届いた。未明に狙われたのは買ったばかりのレクサスLXだった。マンションの駐車場に駆けつけると、バンパーがこじ開けられていた。
およそ3週間の修理を経て車が戻った直後の11月中旬、2度目の被害に遭った。「この短期間で2度も狙われるとは……」。ドアが開くと警報音が鳴る防犯装置を自身で取り付けており、盗難は免れたが修理代は70万円に上った。
愛知県警によると、20年の自動車の盗難被害のうち、車種別ではLXが119台で最多だった。次いで多いのがプリウス(79台)、3番目がランドクルーザー(32台)だった。19年はプリウスが最も多く、LXは51台で3番目。過去5年はプリウスが4回最多になっており、LXは20年に初めてトップになった。
LXは高級車「レクサス」ブランドのSUV(多目的スポーツ車)の中でも最上級車だ。15年にトヨタが国内販売を開始し、新車価格は1000万円を超える。
自動車検査登録情報協会によると、LXの県内の登録台数は20年3月末時点で605台。単純計算で5台に1台が盗まれたことになる。「複数の自動車盗グループが高く売れるLXを狙い、海外で転売しているのではないか」(県警幹部)との見方もある。
一戸建ての駐車場が狙われやすいが、路上やコインパーキングで盗まれたケースもあった。半数以上は名古屋市内に集中している。
持ち主や通行人の目撃によって犯人が逃げ、盗難を防ぐ例は多い。県警幹部は「犯人側に発見されるまでの時間を遅らせれば盗難リスクを抑えられる。市販の防犯装置で複合的な対策を講じてほしい」と呼びかける。シャッター付き駐車場に止めて外部から見えないようにするのが最も効果的だが、タイヤロックやハンドルロックなど車外から見える対策が有効だとしている。