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指定工場流動化現象のウワサ

2023-06-06 | コラム
指定工場流動化現象のウワサ
 これは、近々聞いた私の情報網からの話しだが、いわゆる損保が指定工場に指定した工場自身が、工場側より指定を解除するとの事例が聞かれると云うことがある様だ。

 この指定工場とは、損保がその収保(保険料入金の多寡(たぼ:多い少ない)に応じて、事故車入庫誘導を行うが、それには前提条件として、それなりの工場設備と作業品質を保証しつつ、レッカー費だとか代車の無料サービスを得るのは当然として、指数を使用するとか対応単価も保険会社寄りの価格を前提にすると云うことになる。また、ある場合には、ディーラー外注の場合ほど強烈ではないが、一定の工賃レスなどの減額を要請している場合もると承知している。

 こうなると、損保の指定工場となる工場とは、ある程度規模の大きい工場となり、必ずしもではないが、板金工場グループとしては、比較的業容の大きな**サミットなどのグループが多いと云うことが伺われる。

 その既存の指定工場が、最近のことだが、もう指定は返上する、もしくは返上を検討していると云う話しが聞こえて来ているというのが今回の業界情報だ。

 ここからは私見たる想像を含む意見だが、こういう動きは、何故出て来たのかだが、既存の指定工場側の立場に立てば、昨今の材料費の高騰や産業廃棄物処理費の高騰により、損保との指定工場関係を継続する限り、十分な値上げもしくは請求が困難となり、指定工場を継続するメリットがないと判断したということだろう。つまり、指定工場故に、今まで我慢して来た損保への意見を、今後は主張して行きたいということを示しているのだろう。


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