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事故は続く・・・9/18

2019-09-19 | 事故と事件
事故は続く・・・9/18
 交通事故死者は確実に減っているのは事実だが、事故自体が減っているのか疑問なところだ。そして、あまり話題にも上がることも少ないが、重度交通事故障害者(いわゆる植物状態とか)の発生は増えているのだろうと想像している。
 さて、この数日で生じた事故の極一部だろうが、マスゴミから拡散された一部となる3件を紹介し、若干所見を書き留めてみたい。

 事故のゴミ報道は以下の通り。
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1.トレーラー横転 積み荷の廃材散乱 国道2号・広島
9/18(水) 20:43配信RCC中国放送
 18日、朝早く竹原市の国道で大型トレーラーが横転する事故がありました。現場では積み荷の廃材が散乱し、およそ7時間にわたり交通規制が行われました。事故があったのは竹原市田万里町の国道2号線です。
 警察によりますと、18日午前4時半ごろ、広島市方面に向かって走っていた大型トレーラーが横転しました。この事故によるけが人はありませんでしたが、大型トレーラーが運んでいたプラスチックや砂などの廃材が道路に散乱しました。この事故の影響で、現場の道路では発生からおよそ7時間にわたり、片側交互通行の交通規制が行われたということです。
 現場はゆるやかな下り坂が続く見通しの良い直線道路で、警察は大型トレーラーが現場付近の縁石に接触したあと、何らかの原因で横転したとみて詳しく調べています。RCC BROADCASTING CO.,LTD.最終更新:9/18(水) 20:47
RCC中国放送。
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2.ダンプカーが信号機に衝突…信号をなぎ倒す 運転手「よそ見していた」 北海道滝川市(北海道) 9/16(月) 12:36配信STVニュース北海道
 北海道滝川市の国道交差点でダンプカーが信号機に衝突する事故がありました。一部、道路が通行止めになるなど交通にも影響が出ています。
 根元からなぎ倒された信号機。ダンプカーのフロント部分が大きくへこんでいます。事故があったのは滝川市新町6丁目の国道38号交差点です。午前7時半ごろ、赤平市方向から滝川市方向に走っていたダンプカーが、歩道に乗り上げて信号機に突っ込みました。この事故で信号機がなぎ倒され、現場の国道38号の通行止めは午前11時40分現在も続いています。警察によりますと、運転していた男性にけがはなく「よそ見をしていた」と話しているということです。警察が事故の経緯を詳しく調べています。最終更新:9/16(月) 12:36 STVニュース北海道
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3.走行中に「直立停車」その瞬間!理由が知りたい…
2019年9月16日 18時59分 テレ朝news
 車が空に向かって垂直になって止まりました。その訳は。
 高速道路を走る白い車が出口へ向かおうとしたところ、交通標識の柱にぶつかり、そのまま立ち上がるように空に向かって垂直になって止まりました。これは中国・浙江省の杭州市で15日午後に起きた事故です。車には運転手を含めた3人の女性が乗っていましたが、通り掛かった車の運転手によって救助されたということです。運転していた26歳の女性は、けがをして病院に搬送されました。当局は飲酒運転や薬物による事故の可能性は低いとみていて、詳しい事故原因を調べています。テレ朝news
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所見
1.トレーラーの横転事故は多すぎると改めて思う。今回の事故でも、並進していたり対向で止まっている乗用車が居たら悲惨な事故になっていたことだろう。しかも7時間も国道を通行止めにしたとなると経済的損失は莫大なものだろう。もっとも有料道路でないから、営業損害の賠償請求を受けることはないだろうが、これが東名高速だとか鉄道絡みの事故になると、直接損害より営業損害などの間接損害の方が大きくなるケースもままある。
 もう、5年近くなる首都高ジャンクションで大型タンクローリーを横転炎上させ、高速高架橋桁を1スパンを熱変形により取り替えるに至った事故があるが、総額30億円を超える損害賠償額だったと記憶する。その内、半分近くが、営業損害だったと記憶する。この件は、該当運送会社は共済保険に加入だが限度額超え(業界用語でアマウントオーバーと呼ぶ)で、後は払えぬから会社は廃業し夜逃げするに至っているはずだ。

2.電柱だとか信号柱にぶつかる事故は多い訳だが、よくこの事故で運転手は負傷していないと思う次第だ。しかし、これが間が悪ければ、歩行者などを巻き込み世間を騒がせる悲惨な重大事故になり、本人も大きな咎めを受けなければならぬ訳だから、運が良かったと考えるべきだろう。

3.これは中国の事案だが、愚人も40年程の運転歴の中で、電柱とか立木に寄りかかる様に車が立位となっている後継を2度程見た覚えがある。何れもかなり昔の事案などで、そのまま通り過ぎてしまったが、今なら近くで停止し、どうして正立するに至ったか、事故現場を検証せずにはいられないないだろう。
 数年前。東名高速新城IC近くで対向車が中央分離帯を飛び越え、対向バスのルーフ先端にぶつかり、屋根上に大損傷した乗用車が食いつくように張り付いた事故があった。これも、何故高さ1m程はある中央分離帯を飛び越えたのか、そしてさらに高さ3mを越えるバスの屋根上に衝突できたのか不思議だ。その後、関係部門の公的発表はないが、十分な検証と対策を講じないと、次の類似の事故が起きかねないと不安を持つところだ。
 ところで、クルマが立位で停止するという事故だが、何らかの要因で前輪近くが上に跳ね上げられる要因があったからと思える。今回の中国の事故では、停止する前に標識柱にぶつかってと記してあるが、ここがポイントだろう。標識柱などの細い鋼製のパイプだから、湾曲しながら車体線部を上に跳ね上げる効果を与えたのだろう。しかも停止するに至った柱もコンクリートでなく鋼管や立木だと、弾性が大きくしなることにより、正立するのを促していると想像するのだが・・・。





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