私の思いと技術的覚え書き

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ふじあざみラインバス事故第2回公判を傍聴する

2023-07-18 | 事故と事件
ふじあざみラインバス事故第2回公判を傍聴する
 この事故、私の地元近くの事故、しかも刑事裁判の訴訟は静岡地裁沼津支部での裁判ということで、本日(7/18)の第2回公判を傍聴して来た。

 本日の第2回公判は、主に被告人尋問という主旨で行われたのだが、全般の感想としてあくまで私見となるが、検察も弁護人もバスの運行実体にあまりにも無知であり、どうすれば事故が防げたのかと云う発言はあまりに少ないと感じた。

 まず、冒頭は被告人(バス運転者)に対し、弁護人が経緯を質すのだが、外見的事実を質すのみで、少しでも被告の罪を救ってやろうという熱意は感じられなかった。

 対する検察側だが、検事は3名(男2名と女1名)だが、特に最後に発言した女性検事だが、あくまで私見だが質問が被告をなじるという姿勢が見え見えで、女だからそうだとは思いたくないが、なんとも厳しい姿勢に感じた次第だ。

 この被告人尋問で、バスの運行実体に無知と記したのだが、今回の公判においても、被告バスの後方車は同じバス会社のやはり先輩運転者であることが検事の話しから判ったが、なぜ下り坂で下るペースを上げすぎると今回の様なブレーキフェードの危険があるのを知っていた熟練者を先頭にした車列にしなかったのかという質問は一切聞かれなかった。

 このことは、従前ブログ記事(下記リンク)でも指摘して来たところだ。

ふじあざみラインバス事故を再度思う
2023-07-16 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/ab6156be46fedb40508281cd88a2bf97


 なお、これだけの事故を起こした被告人は、見ていてあまりにも気の毒に感じる程、後悔している様子が感じられた。被告人は、今後一生自動車の運転はしないつもりだと述べていた。


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