近日の東京五輪贈収賄事件報から検察の正義を想定する
近日、東京五輪の贈収賄疑惑として、東京オリパラ大会組織委員会の高橋治之元理事(78)が、大会スポンサーだった紳士服メーカーの「AOKIホールディングス」から、自身が代表を務めるコンサルタント会社を通じて約4500万円を受け取っていたことが報じられている。この件で、東京地検・特捜部が動き、さまざまな五輪関係の疑惑の会社として電通なども巻き込んだ政官財の問題になると云う意見がある。しかし、いかな東京地検・特捜部と云えども、現政権与党が窮地になる問題、ましてや今論議になっている国葬への抵抗を後押しする方向にはならぬだろうと想像する。
つまるところ、東京地検・特捜部と云えども、国家官僚組織の一員である以上、国家(現政権)にダメージを与えることは、自組織へのカウンター(反発打撃)を予想すればできない話しだろうと想像するのだ。
この検察の不正義については、三井環事件というのを思い出すところだ。
三井環(たまき)氏とは、元大阪高等検察庁の公安部長だった検事で、以下ウィキペデアでみると、三井環事件は、次に様に記されている。
2002年4月22日に競売にかけられた神戸市のマンションを暴力団組長の親族名義で落札した際、居住の実態がないのに登録免許税を軽減させたとして、大阪高等検察庁公安部長の三井環が詐欺容疑で逮捕された。これについて、三井が逮捕直前まで検察の裏金問題を告発しようとしていたことから、三井および三井の支援者からは検察による口封じであると批判して冤罪を主張した。また、三井が起訴された罪は過去に一度も立件されたことがないような微罪だったり、収賄も従来の事件と比較して著しく低額なものであった。2005年2月1日、大阪地方裁判所(宮崎英一裁判長)は三井に対して収賄の一部を無罪としながらも、電磁的公正証書原本不実記録・詐欺罪や収賄罪や公務員職権濫用罪で有罪を認定し、懲役1年8ヶ月追徴金約22万円の実刑判決を下した。上告審では、2008年8月29日最高裁が上告棄却決定し、懲役1年8ヶ月追徴金約22万円の実刑判決が確定した。なお、一審判決文では、「検察の裏金問題については社会的に重大な問題であり、検察幹部として自ら関与したという被告の供述は軽視できないものであって、その問題の糾明が必要なことは明らか」とした。
この三井環氏の「検察の裏金問題を告発」という問題が、その後何らかの調査なり総括がなされたという話しはない。一方、検察上級職の中では、この裏金は公然の秘密だったということが伝えられており、本来捜査なりし総括する事態になれば、検察上級職の多数が、更迭される事態になっていただろうと云われている。
・三井環 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%95%E7%92%B0
・三井環事件 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%95%E7%92%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6
#検察の不正義 #東京五輪 #収賄 #三井環 #検察裏金
近日、東京五輪の贈収賄疑惑として、東京オリパラ大会組織委員会の高橋治之元理事(78)が、大会スポンサーだった紳士服メーカーの「AOKIホールディングス」から、自身が代表を務めるコンサルタント会社を通じて約4500万円を受け取っていたことが報じられている。この件で、東京地検・特捜部が動き、さまざまな五輪関係の疑惑の会社として電通なども巻き込んだ政官財の問題になると云う意見がある。しかし、いかな東京地検・特捜部と云えども、現政権与党が窮地になる問題、ましてや今論議になっている国葬への抵抗を後押しする方向にはならぬだろうと想像する。
つまるところ、東京地検・特捜部と云えども、国家官僚組織の一員である以上、国家(現政権)にダメージを与えることは、自組織へのカウンター(反発打撃)を予想すればできない話しだろうと想像するのだ。
この検察の不正義については、三井環事件というのを思い出すところだ。
三井環(たまき)氏とは、元大阪高等検察庁の公安部長だった検事で、以下ウィキペデアでみると、三井環事件は、次に様に記されている。
2002年4月22日に競売にかけられた神戸市のマンションを暴力団組長の親族名義で落札した際、居住の実態がないのに登録免許税を軽減させたとして、大阪高等検察庁公安部長の三井環が詐欺容疑で逮捕された。これについて、三井が逮捕直前まで検察の裏金問題を告発しようとしていたことから、三井および三井の支援者からは検察による口封じであると批判して冤罪を主張した。また、三井が起訴された罪は過去に一度も立件されたことがないような微罪だったり、収賄も従来の事件と比較して著しく低額なものであった。2005年2月1日、大阪地方裁判所(宮崎英一裁判長)は三井に対して収賄の一部を無罪としながらも、電磁的公正証書原本不実記録・詐欺罪や収賄罪や公務員職権濫用罪で有罪を認定し、懲役1年8ヶ月追徴金約22万円の実刑判決を下した。上告審では、2008年8月29日最高裁が上告棄却決定し、懲役1年8ヶ月追徴金約22万円の実刑判決が確定した。なお、一審判決文では、「検察の裏金問題については社会的に重大な問題であり、検察幹部として自ら関与したという被告の供述は軽視できないものであって、その問題の糾明が必要なことは明らか」とした。
この三井環氏の「検察の裏金問題を告発」という問題が、その後何らかの調査なり総括がなされたという話しはない。一方、検察上級職の中では、この裏金は公然の秘密だったということが伝えられており、本来捜査なりし総括する事態になれば、検察上級職の多数が、更迭される事態になっていただろうと云われている。
・三井環 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%95%E7%92%B0
・三井環事件 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%95%E7%92%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6
#検察の不正義 #東京五輪 #収賄 #三井環 #検察裏金