私の思いと技術的覚え書き

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最悪の現行ベンツSL(R231)

2016-11-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 ベンツの作るSLシリーズというのは、大げさだが永遠の憧れを持ち続けてきた。
 初代の300SL(198)は、希少過ぎ、その現在価格も数億円と入手の実現性に乏しいが、3代目のR107とか4代目のR129なら、価格もこなれており入手も十分可能であるし、補修パーツで困る様なことも考え難い。

 好みのことなので、断定するつもりもないが、5代目のR230は、どうも意欲が湧かない、その理由は、幾つか思い当たるが、例のホロでない、金属製のバリオルーフにあると思える。この手のオープン(カブリオレ)は、耐候性や暴盗性に劣ろうが、ホロが必須アイテムとなると感じ続けているからだ。

 ベンツSLシリーズは、フェラーリの様な超高性能スポーツカーではないが、その時代の潮流の最先端を走るスポーツカーとしてベンツ社が総力を上げて設計し、テストドライバーによる十分な走り込み評価も行い市場販売されたクルマである。

 R107もR129も、大排気量のV8やV12までがあるが、個人的趣向から云えば、L6・3L~3.2L(V6は対象外)で必要十分だと感じている。

 最後に、現行のR231だが、SL史上発のオールアルミボデーだというが、なんでこんな不細工なツラ構えになるのか? ベンツ社のデザインセンスの未熟さを感じざるを得ない。間違いなく、ベンツSL史上最悪のデザインだと私見としては断定している。そして、写真の如くホワイトボデーの一部を垣間見れば、リヤサスペンションのスプリングシートやアッパーピボット周りは、アルミダイキャストだが、こういう部位にキャスト構造を取らないでもらいたいものだ。プレス成型による積層構造から板圧が自由になるキャスト製造が大幅な軽量化やコスト削減になるのだろうが、過大入力より入ったクラックは、復元はできず交換するしかないのだ。





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