ビッグモーター社の各所から透ける内情
今般のビッグモーター社の損保社への過剰請求だが、そもそも論として何故遮二無二に過剰請求を繰り返すという犯罪行為に至った理由だが、本部からの全国傘下の33あると云う各工場に、過大な目標数値の必達を強く求めたと云うことがあったとされている。こういう過剰ノルマが繰り返される中で、当然目標未達の工場長とか責任者は、降格、減給とか左遷転勤など、何れにしても著しいモチベーション低下などから自己都合退職している事例が相当数あったのだと想像できる。そういう退職者は元の勤続会社に恨みこそすれ、社会一般から見れば不正な行為にまで手を染めねばなかったという思いもあり、内部通報だとか、YoutubeなどNet上での暴露が散発的に起きたと理由と想像できる。
ところで、僅かな例だが、ビッグモーター社で板金修理を行ったが、それから程なくして、他社でその再修理として受注を受け、その該当車の修理を行った工場の幹部より、その修理内容のことを比較的最近だが聞いたことがある。その内容は、とにかく作業が荒く、いいかげんで、およそ十分に安定した職場の管理体制の元で行われた作業とは思えないというものだったそうだ。具体的には、修理箇所各部の板金や塗装の品質が不良は当然として、多くの箇所でボルトが未装着だったり確実に締め付けられていなかったり、驚いたというものだ。
もう一つ、これは外資系の通販損保でも、アジャスター職としてビッグモータースへの入庫誘導を行っていた様だが、この理由は大手損保と違い外資系損保は代理店を持たないが、大手損保が指定にしている工場は、その設備の充実とかレッカーや代車の無料が、その外資系通販損保でも得られる場合があり指定契約していたらしい。その聞いた者によれば、ビッグモーター社は全国33と工場数も多く、指定工場としては利用し易いところがあったという。
ところが、紹介して入庫したが良いが、修理費の協定をしようと見積担当者と連絡をしようとしたとき、なかなか連絡が取れずに困ったというのだ。このことは、見積担当者が社内的には兼務する業務も多く、同一工場だけでなく、近隣他工場も含め相当な多忙というか、社内の業務体制に相当な不適当があったのではないかと云うことを想像させる。
なお、この話しを聞いたのは外資系通販損保の1社だけだが、外資系通販会社は基本的に外部で活動するアジャスターは存在せず、すべて画像なり写真と見積での査定を行っているのだが、大手3社の指定工場でもあったビッグモーターは、そういう点でも一見安心できる思いから利用工場として入庫誘導していた様だ。と云うことは、類似の通販系損保も必ずしも指定とまではカッチリしていなくとも、入庫誘導していた事案はそれなりにあったと思える。ただし、昨年の不正事件発覚以後は、一切入庫誘導することはなくなったという。代理店関係や収保の問題がないと、不審な工場の疑い、即縁切りできるという実例だろう。損保大手3社が未だ縁切りできない、金の力は正義を踏み潰すという実例であろう。
さらに、ビッグ社の種々の報道の中で、損保3社の中で一番入れ込んでいた損保ジャパン社(こういう乗合代理店で筆頭のことを幹事代理店と業界内では呼ぶ)は5名の社員を派遣していたとされる。この5名だが、何をしていたのか、メディアは損保の説明するごまかしの通りの説明を報じているのだが、この内容に釈然としない理由と私は感じる。私はズバリこの5名はアジャスターであり、正に自分でビッグモーター側の見積(もしくは請求書)を作り、合わせてそこで自ら会社に報告する調査レポートの作成まで行っていたのではないかという疑念を持っているのだ。
世にマッチポンプという言葉があるが、該当損保は否認するだろうが、派遣されたアジャスターは、それなりのビッグモーター社の希望する内容を入れ込んだ過剰見積を自ら作り(これはビッグ社のコンピューターシステムで操作)、その見積や損傷画像をコグニフォトベースとか経由で、自己のPCに取り込み、適宜若干減額した様にしてレポート作成し会社へ提出していたのではないか。以上はあくまで想像の話しだ。
なぜ、ここまで、代理店事業への肩入れを損保ジャパンが行うことになったのかだが、考えられることとして、ビッグ社の年間収保は約200億、内120億を損保ジャパンが占めていたというが、ビッグモーター社より幹事代理店として損保ジャパン社へ、それなりの特典を要求したことに起因するのか。それとも損保ジャパンとしては案件処理日数としても短縮したいと願うところと、自ら他損保にはできない労力提供としての人材5名の提供を申出て、自社の努力を認めさせようという思いだったのか。
何れにしても、その代理店が火災とか災害で窮地の落ち入り、その救護のために親会社の損保が一時的に人材を派遣するなら理解できるが、人材不足での恒常的派遣とか、あくまで想像の範囲だが、それが今回の不正請求を損保社員アジャスター自ら関わっていた疑義もあるとなると相当に問題になる行為となろう。
今般のビッグモーター社の損保社への過剰請求だが、そもそも論として何故遮二無二に過剰請求を繰り返すという犯罪行為に至った理由だが、本部からの全国傘下の33あると云う各工場に、過大な目標数値の必達を強く求めたと云うことがあったとされている。こういう過剰ノルマが繰り返される中で、当然目標未達の工場長とか責任者は、降格、減給とか左遷転勤など、何れにしても著しいモチベーション低下などから自己都合退職している事例が相当数あったのだと想像できる。そういう退職者は元の勤続会社に恨みこそすれ、社会一般から見れば不正な行為にまで手を染めねばなかったという思いもあり、内部通報だとか、YoutubeなどNet上での暴露が散発的に起きたと理由と想像できる。
ところで、僅かな例だが、ビッグモーター社で板金修理を行ったが、それから程なくして、他社でその再修理として受注を受け、その該当車の修理を行った工場の幹部より、その修理内容のことを比較的最近だが聞いたことがある。その内容は、とにかく作業が荒く、いいかげんで、およそ十分に安定した職場の管理体制の元で行われた作業とは思えないというものだったそうだ。具体的には、修理箇所各部の板金や塗装の品質が不良は当然として、多くの箇所でボルトが未装着だったり確実に締め付けられていなかったり、驚いたというものだ。
もう一つ、これは外資系の通販損保でも、アジャスター職としてビッグモータースへの入庫誘導を行っていた様だが、この理由は大手損保と違い外資系損保は代理店を持たないが、大手損保が指定にしている工場は、その設備の充実とかレッカーや代車の無料が、その外資系通販損保でも得られる場合があり指定契約していたらしい。その聞いた者によれば、ビッグモーター社は全国33と工場数も多く、指定工場としては利用し易いところがあったという。
ところが、紹介して入庫したが良いが、修理費の協定をしようと見積担当者と連絡をしようとしたとき、なかなか連絡が取れずに困ったというのだ。このことは、見積担当者が社内的には兼務する業務も多く、同一工場だけでなく、近隣他工場も含め相当な多忙というか、社内の業務体制に相当な不適当があったのではないかと云うことを想像させる。
なお、この話しを聞いたのは外資系通販損保の1社だけだが、外資系通販会社は基本的に外部で活動するアジャスターは存在せず、すべて画像なり写真と見積での査定を行っているのだが、大手3社の指定工場でもあったビッグモーターは、そういう点でも一見安心できる思いから利用工場として入庫誘導していた様だ。と云うことは、類似の通販系損保も必ずしも指定とまではカッチリしていなくとも、入庫誘導していた事案はそれなりにあったと思える。ただし、昨年の不正事件発覚以後は、一切入庫誘導することはなくなったという。代理店関係や収保の問題がないと、不審な工場の疑い、即縁切りできるという実例だろう。損保大手3社が未だ縁切りできない、金の力は正義を踏み潰すという実例であろう。
さらに、ビッグ社の種々の報道の中で、損保3社の中で一番入れ込んでいた損保ジャパン社(こういう乗合代理店で筆頭のことを幹事代理店と業界内では呼ぶ)は5名の社員を派遣していたとされる。この5名だが、何をしていたのか、メディアは損保の説明するごまかしの通りの説明を報じているのだが、この内容に釈然としない理由と私は感じる。私はズバリこの5名はアジャスターであり、正に自分でビッグモーター側の見積(もしくは請求書)を作り、合わせてそこで自ら会社に報告する調査レポートの作成まで行っていたのではないかという疑念を持っているのだ。
世にマッチポンプという言葉があるが、該当損保は否認するだろうが、派遣されたアジャスターは、それなりのビッグモーター社の希望する内容を入れ込んだ過剰見積を自ら作り(これはビッグ社のコンピューターシステムで操作)、その見積や損傷画像をコグニフォトベースとか経由で、自己のPCに取り込み、適宜若干減額した様にしてレポート作成し会社へ提出していたのではないか。以上はあくまで想像の話しだ。
なぜ、ここまで、代理店事業への肩入れを損保ジャパンが行うことになったのかだが、考えられることとして、ビッグ社の年間収保は約200億、内120億を損保ジャパンが占めていたというが、ビッグモーター社より幹事代理店として損保ジャパン社へ、それなりの特典を要求したことに起因するのか。それとも損保ジャパンとしては案件処理日数としても短縮したいと願うところと、自ら他損保にはできない労力提供としての人材5名の提供を申出て、自社の努力を認めさせようという思いだったのか。
何れにしても、その代理店が火災とか災害で窮地の落ち入り、その救護のために親会社の損保が一時的に人材を派遣するなら理解できるが、人材不足での恒常的派遣とか、あくまで想像の範囲だが、それが今回の不正請求を損保社員アジャスター自ら関わっていた疑義もあるとなると相当に問題になる行為となろう。