私の思いと技術的覚え書き

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危険だなぁ、右傾化著しいのが今の世

2022-07-22 | コラム
危険だなぁ、右傾化著しいのが今の世
 美しい国ニッポンとかをフレーズに、著しい右傾化して来ているのが現世ではないだろうか。

 それ以前から、先の敗戦から、新生日本国の出発は、過去の過ちを悔いるというものだったのだが、経済大国になると共に、だんだん悔い改める心は霧散しつつ、プライドだけが走って来た様にも感じられる。

 過去の首相だとか、政府高官で、いわゆる謝罪外交としての発言をしている方は、右翼的思想者から総攻撃を受けた訳だが、その当時はまだ、問題発言とかいうことはなかったのだが、今やそれらの方々を、あまりに卑屈な政治家だったという見方をされている方の方が多いのではないいだろうか。かくいう私も、ちょっとそこまで卑屈にという思いはあったのだが、こういう気持ちになるのも、政官財およびマスコミ含め、プライドだけが頭を持ち上げてしまい、過去の歴史を忘れる様な精神的なプロパガンダに洗脳されたからだと思える。

 しかし、そのことに気付かせてくれたのも、この10年の世の動きではないだろうか。
 比較的新しいものから取り上げて並べてみる。

・憲法改正を本格論議して進める。

・防衛予算を倍増という意見。

・敵基地先制攻撃という言葉が出る。

・海自の護衛艦(いずも型)をF35B戦闘機を搭載可能にする改修が行われておりまもなく運用されるらしいが、これは実質空母となるが、先取防衛と原則とする国に必用なのか。

・自衛隊の国外活動も、まったく戦争に関わらなければよいが、イラク派遣だとかインド洋補給活動など平和活動と銘打って拡大、状態化してきている。

・本来国家公務員などの業務は、記録とその開示義務があるのだが、自衛隊での海外活動で日報が隠されたとか、モリカケ問題では記録を破棄したとか、最近では記録を取っていないということが数々明らかになって来ている。

 その他、まだまだありそうだが、経済大国になり自信満々は、自己の過去反省はすべて封じて、平和の名を借りて、真逆の方向へ進もうとしているのではないか。国防力を高めるのを全否定はしないが、それだったら沖縄だとか厚木、横田、横須賀などの米軍基地をちょっと縮小する方向でバランスを取るなんて話しは一切ない。

 先日のテロ的事件で忙殺された前首相は「戦後レジームからの脱却」というフレーズを退任後も繰り返して来た。この意味は全日本語化すれば「戦後体制からの脱却」ということになるのだ、はなはだ欺瞞に満ちたフレーズと思える。それは、私の理解として想定できるのは、現日本国憲法からの離脱と憲法改正を目指す方向だろう。そこには自惚れた、小狡い、相変わらず米国というものから距離を開けようという独立心に掛けた姿しか見えない。


#右寄り #準極右 #ナショナリスト #歴史修正


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