F1グランプリも管轄するFIA(国際自動車連盟:Federation Internationale de I'Automobile)の会長職であるマックス・モズレー氏が性的なスキャンダルで苦境に陥っている様です。内容はどうやら売春婦5名とのSMチックな状景を盗撮されたビデオが公開されたことにある様です。似たような問題に、過去の総理大臣で宇野何とかとかいう方が、総理就任直後にある女性から「30万円で愛人になってくれ」等と云われたというチープなスキャンダルが飛び出し、直後の選挙で惨敗し、辞職することになった記憶があります。
これら女性絡みのスキャンダルについては、法律に違反するものではないでしょう。しかし、社会的に見れば倫理(道徳)的な側面から非難を浴びることとなるのです。特に高位な職種にある者ほど、倫理観の低い行為であるとして強い非難を受けるのだと思います。企業組織でも同様で、女性絡みのスキャンダルで、退任を余儀なくされた経営者というのを垣間見る機会がありますし、降格等の処分を受けている例も結構あるのだと想像します。
ノーブレス・オブリージュの言葉の通り、高い地位には高い責任が伴うと云うことです。どんなに立派な発言や行動で一時は感銘を与えたとしても、不道徳な行為の発覚は直ちにその様な感銘を色褪させ意味のないものとしてしまうのです。