報じべきを報じないマスコミとは・・・

　先月３０日、関電・大飯原発の再稼働が本日に迫る中、それに反対する反原発デモが首相官邸付近で行われたと聞きます。デモの参加者は数万名に登ったとのことです。しかし、そのことの詳細を報じたテレビ等の大手メディアは少ないものと感じざるを得ません。

　夢の電力、原子力発電。過去から米国スリーマイルや旧ソ連チェルノブイリの話しは聞いていても、我が国は違う、絶対安全だの言葉になんとなく、大丈夫だろうと思って過ごして来ました。

　しかし、実態はかくのごとし、我が国が特に安全なんてことはなく、地震国ならではの危険をほとんど担保していない実態にあったことは確かでしょう。

　今も（実質的に永久にでしょう）、住まいに帰れない避難民は多くいます。そして、それ以外に本来なら非難していなければならない地域の人々も相当数がいるはずです。

　こんな危険を内在し、ことが起きたら取り返しが付かない原発をそれでも必用と強弁する原子力学者、官僚達。そして、そのことを補佐する大手マスコミとは、一体なんなのかと思ってしまいます。

　そして、今夜、大飯原発は再稼働するのです。