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昨年9月の苫小牧市の白バイ死亡事故でトラック運転手不起訴に(検察理由述べず)

2022-03-30 | 事故と事件
昨年9月の苫小牧市の白バイ死亡事故でトラック運転手不起訴に(検察理由述べず)
 今日(3/30)の報で今更知るが、昨年(2021年)9月13日午前に北海道苫小牧市の道道129号のT事故型交差路で、右折の大型ダンプ(産廃用の深底ダンプ)と対向直進の白バイが衝突した事故があり、白バイ隊員(32)は死亡したとのことだ。なお、事故直後に大型ダンプの運転手は逮捕されたというのが当時の報だ。






 約6ヶ月経た今日(3/30)の報では、大型ダンプの運転手は不起訴処分になったと云う。

 これについて、直進車と対向右折車の事故、形態的は過失割合は直進車20-30:右折車70-80%程度とと右折車が悪くなる事故だ。つまり、死亡事故でなくとも、一般的には第1当事者(原因を作った者)は右折者になる。ところが、今回は一般論で過失が大きいとされる右折者を不起訴にしたと云う。何故だと国民は不信を思うが、説明をしないと云うことが許される現行体制は、改めて検察は誰のための機関なのかを疑問を抱かせるのではないか。

 そんな不審点を思いつつ、Net検索すると、事実関係は不明ながら、白バイは前方車を追尾する緊急運転中だったということを記しているが真偽は不明だ。

 ただし、ここで不起訴にしたのは、白バイ側にはおそらくドライブレコーダー相当が付いているだろうし、運行記録計相当の装置や、絶えず事故管理センターで位置が把握できる様な装置も装着されているだろうと想像する。そういう中から、白バイがとんでもない高速、例えば120km/h以上とかで走向した形跡が把握でき、起訴して裁判になると、ダンプ側弁護士が相当間抜けでない限り求釈明として、白バイのドライブレコーダー相当の証拠提出を求められると立場が悪くなると不起訴にしたのかもしれないとはあくまで想像だ。



 それと、こういう白バイの事故を見たとき、「高知白バイ事件」を連想するが、あれは呆れかえる程に警察、検察、裁判官の信用を貶める事件だったと思える。

高知白バイ衝突死事故 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E7%99%BD%E3%83%90%E3%82%A4%E8%A1%9D%E7%AA%81%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E6%95%85

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白バイの警察官、大型トラックと衝突して死亡から半年余り…札幌地検、トラックの運転手を不起訴処分に
HBCニュース 3/30(水) 14:56配信
 去年9月、北海道苫小牧市の道道の交差点で、右折の大型トラックと衝突し、白バイの警察官が死亡した事故…札幌地検は、過失運転傷害の疑いで逮捕されたトラックの運転手の男性を、30日付けで不起訴処分としました。

 不起訴処分となったのは、札幌市の54歳のトラック運転手の男性です。
 男性は去年9月13日、大型トラックを運転中、苫小牧市柏原の道道の信号機のないT字路交差点で右折しようとした際、対向車線を直進してきた白バイと衝突しました。
 この事故で、白バイに乗っていた北海道警察の交通機動隊の30代の男性警察官が死亡、トラックを運転していた男性は過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕されました。亡くなった男性警察官は、交通違反の取り締まりのため、札幌市から苫小牧市に向かっていました。
 警察は逮捕の翌日、トラックを運転していた男性を釈放し、その後、容疑を過失運転致死に切り替えて在宅で捜査してきましたが、事故から半年余り、札幌地検は30日付けで、男性を不起訴処分としました。
 理由については、明らかにしていません。

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これキチ速報
http://korekichi.com/archives/11518226.html

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