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国内の情勢は海外メディアが正鵠を捉える

2023-05-12 | コラム
国内の情勢は海外メディアが正鵠を捉える
 以下の記事は、ほとんどメディアとしての理想や論理を欠落した共同通信記事だが、米タイム誌の記事表題に日本政府が苦言しつつ、タイム誌が記事表題を変えたが、記事本文としては「当初の「岸田首相が長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事大国にすることを望んでいる」との表現が維持されている。」という内容だ。

 つまり、国内メディアは、そこまでの表現を記さないが、米メディアとしては、その様に見ているということを示している訳で、アウトサイダーたる海外誌の方が、客観性ある論評を行っていると思える。

 ただし、この記事でも、この日本の軍事大国化の起因は、米政府(権力者)のバイアスから生まれていることまでは報じていないのだが、このことは未だ日本が米の属国に過ぎない真の独立国ではないことを示している。

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「軍事大国」見出しに異議 外務省、米誌の首相記事
共同通信 5/11(木) 22:28配信
 岸田文雄首相の記事を掲載した米誌タイムに対し、外務省が見出しと中身が異なっているとして異議を伝えたことが分かった。政府関係者が11日、明らかにした。10日午前の同誌電子版の見出しは「岸田首相が平和主義だった日本を軍事大国に変える」だったが、11日午後の時点で「平和主義だった日本に、国際舞台でより積極的な役割を与えようとしている」に差し替わっている。
 政府関係者は「修正を求めたわけではないが、見出しと記事の中身があまりに違うので指摘した。どう変えるのかはタイム誌の判断だ」と説明した。
 同誌は首相が幼少期、祖母の膝の上で聞いた原爆体験が「核兵器のない世界を追求する私の原動力になっている」などのインタビュー内容を載せた。
 一方、電子版で岸田氏の写真を用いた紹介文には、当初の「岸田首相が長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事大国にすることを望んでいる」との表現が維持されている。


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