私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

何が正義か

2010-11-11 | コラム

 最近、事における正義とは何だろうと思う出来事が多い様に思います。
 尖閣中国船問題と映像流出問題しかり、検察特捜の証拠改竄問題しかりなどです。検察問題では、評論家の魚住氏が、一般大衆の意見が必ずしも正しいとは限らないと前提した上で、彼ら(検察官など法曹者)は統治者意識としての正義感であって、一般大衆の正義感とは大きく乖離しているのだと指摘されていますが、正にその通りと思います。
 ところで、今回の尖閣問題での映像流出が組織内部によるものとして大きな問題となっています。確かに、組織にとっては由々しき問題ではあろうと思います。しかし、返す返すもなんでこれだけの映像を、政府リーダー達は事件後速やかに公開できなかったのだろうかと思われることです。
 現行の政府リーダー達は、厳粛に毅然と対応するするなどと言葉は厳しいことを言いながら、実態がまるで異なる言行不一致も甚だしいと思います。情けない国だなあと思いますが、この国に生まれた以上しょうがありません。
 最後に、海上保安庁職員には大変気の毒な事件だと感じます。彼らは海上保安庁として軽装備ながら武器を所持し、我が国沿岸の最前線の防御するために日夜努力をされている訳です。海保も沿岸警備隊としての一種の軍な訳です。軍事組織の場合、シビリアンコントロール(文民統制)として、政治がリーダーシップを持ってその行動を統制している訳ですが、そのリーダーが言行不一致で腰砕けのリーダーでは、今後も命を賭けての活動なんかは出来ない様に思います。


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