私の思いと技術的覚え書き

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憲法改定論について(改訂賛成者として)

2019-10-12 | コラム
 戦後70年を経て、アメリカのアンダーライティングで策定された日本国憲法は、なんら見直しもされないで放置されている。自民党を中心に改訂意見は続いているのだが、烏合の民日本国は、まあ反対もあるのだからそのままで良いと置いてきぼりにされて来たと感じる。なお、愚人が自民党およびその政策を肯定している訳ではないので、誤解はしないでもらいたい。

 憲法改定というと9条の条項たる「戦争放棄」の問題が注目される訳だが、愚人の思いはそれ以前に、日本国憲法の前文にあると思い続けている。以下の前文の抜粋を記してみる。
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日本国憲法前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、・・・略・・・。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

以下略
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 という文を記している訳だが「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」としてとは、誰を指しているのだろうか。それがあれば、先の大戦以前の戦争も、現在も断続的に生じている紛争も起きえないだろうし、我が国の戦国時代なんて時代もなかっただろう。こんなおよそ小学生でも判る論理矛盾の文章を冒頭に掲げる憲法とはなんぞやとしか思えない。


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