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欧州連合スピード違反抑制システム導入

2022-07-12 | コラム
欧州連合スピード違反抑制システム導入
 EU(欧州連合)で新車にスピード警告および抑止装置(ISA:インテリジェントスピードアシスタンス)の装着が義務付けられたという報だ。
 記事内容によると、GPS機能とカメラにより、GPSで位置情報と一定タイム間隔での位置情報の変移で速度を検出すると共に、データベースの地図情報とカメラ画像から制限速度を判定するものの様だ。

 ところで、現在の大型貨物車(GVW8トン超)では、速度リミッターが装備され、速度計の検出値で90km/hに制限される様になったのが2003年9月1日からだ。また、乗用車などでは1986年に廃止になるまで速度計で105km/h以上でチャイムが連続して鳴る装置の装着が法令で義務付けられていた。何故か、この1986年で廃止されたのだが、この装置装着規制は国産車のみで輸入車は除外されていたのだが、想像だがこの頃、特に米国から非関税障壁という云い分で、車両法で幾つかの条件緩和があったことと類似ではないかと想像している。一つは、この速度警報装置であり、もう一つ思い当たるのが分解整備の条件にストラット式を含めダンパー(ショックアブソーバー)の取替や取外しが分解整備から除外されたことがある。

 現代に日本は欧米などと基準の統一の方向を向いているので、このISAも日本に導入される方向で検討されるのではないだろうか。

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【ニュースソース】
車が自動でスピード違反を抑制するシステム「ISA」の搭載がEUで義務化
Giazine 022年07月11日 15時00分
https://gigazine.net/news/20220711-eu-intelligent-speed-assist/?fbclid=IwAR1RBnHkvZ1PbXf7tRnGZhBz-MlLDou2UMD6tIutZO7ivM9fFHn1mxdQfCM


新しい車は、ヨーロッパの法律の下でドライバーがスピード違反するのを防ぎます
https://www.drive.com.au/news/new-cars-will-stop-drivers-from-speeding/

新しい車は、ヨーロッパの法律の下でドライバーがスピード違反するのを防ぎます
今日から、ヨーロッパで販売される新車は、スピード違反を阻止するためのテクノロジーを搭載する必要があります。
ベン・ザカリア
2022年7月6:0106
欧州連合は、2022年7月6日以降のすべての新車にスピード違反を停止する技術を搭載することを要求する規制を導入しました。
 インテリジェントスピードアシスタンス(ISA)として知られるこのシステムは、制限速度を超えたときにドライバーに警告するか、コンピューターを介して車のスロットル入力を制御することにより、車のスピード違反を積極的に防ぐことができます。
 ISAは、カメラとGPSマップデータの両方を使用して、各道路の制限速度を決定します。
 ISAは、車が制限を超えていることを検出すると、視覚的および聴覚的な警告、およびステアリングホイールまたはスロットルペダルを介した触覚フィードバックを誘発するか、アクションが実行されない場合に車両の加速を開始する場合があります。
 法律は、ドライバーがISAをオフにできることを推奨していますが、「悪天候、建設区域での一時的な道路標示の競合、または誤解を招く、欠陥のある、または欠落した道路標識の結果として、ドライバーが誤った警告または不適切なフィードバックを経験した場合」、ISAをオフにすることができます。それを要件にしないでください。


#欧州連合 #速度警報抑止装置の新車装着義務付け


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