私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

農業を思う

2012-06-25 | コラム
 私事ですが、今年4月以降、比較的近い親戚3名の死に接し、その葬儀に列席したのです。つい先日の土曜日 の通夜に列席したのは、叔母にあたる方ですが、齢92歳の大往生であった感じています。この叔母は、若い頃に
旦那さんを亡くし、元来の農業を女一人でまっとうすると共に2名の子供を育て上げたという非常に気丈な方だっ たと感じています。私も幼少の頃、その叔母の家に出掛けては、叱られたり、諭されたり、誉められたりと、今でも
懐かしく記憶に残ることが多い方だっただけに、年齢的な限界だったとは思いつつ悲しみを深めています。

 ところで、若かりし頃の叔母の農業は、機械化が進んだ現在と比べれば、桁違いの苦労があったのだろうと想 像されます。それでも兼業農家をやってる知人と話せば、トラクタや田植機等々、機械のコストが高くて、とても間
尺似合わぬのが現代の農業さと説明を受けるのです。

 今や季節は田植えを終えたところです。この時期になると、何年か前に感嘆して眺めた写真の千枚田の状景が

思い出されます。この千枚田は「四谷千枚田」と呼ばれ、愛知県の奥三河地域にあるものです。斜面であるが故

に、1枚辺りの田を小さく区切らざるを得ない千枚田。ここで米を育て収穫することの苦労は、想像を絶するもの があるのでしょう。しかし今よりも田舎が栄え、人口もあった時代だから、人海戦術で昔の人は克服して来たので
しょう。




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