私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

東電の所業(極一部)

2020-10-20 | 事故と事件
 報道屋は、ほとんど書き立てないが、こんな奴らの虚言をまともに受け取ると洗脳されかねない。

 ところで9年前の福島原発大崩壊で周辺にまき散らされた放射能は、放射能残土として表土を剥ぎ取りフレコンバッグという袋(1㎥=1トン)に入れて集積し続けて来たらしいが、驚くことにその総数は2千万袋(2千万トン)にもなるという。

 この2千万トン、つまり2千万㎥と云う体積だが、あの大きいエジプトのギザの大ピラミッドの容積がおよそ235.2万㎥だとうから、8.5杯分にもなるという。つまり、2千万袋のフレコンバックをクレーンで丁寧に積み上げていけば、ギザのピラミッドが8.5個作れてしまうという訳だ。

 しかし、フレコンバック2千万袋を集取する作業量は、仮に1ヶ1万のコストを要すとしたら(実際はもっと多かろう)、2兆円を生み出したことになる。これだけのコストを注入し、何らクソの役にも立たない、危険なだけの負の遺産だ。この多額の国費を費消しなければならなかったことについて、すべてを自然災害だからやむを得なかったことにするつもりなのだろうか、東電は?


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