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地デジ化でTV離れ・・・良いことだ!

2011-09-09 | コラム
 下記のネット新聞記事によると、地デジ化でNHKへの解約申込みが全国で9万件にも上がると伝えられます。これは、単にNHKの問題でなく、民放を含めた視聴者の減少を示すことだと思います。

 地デジについては、過去に何度か、批判する意見を述べてきました。一つは、地デジ完全移行の期日強行です。そして、もう一つは、放送波の圧縮、伸張および著作権保護という美名の元、視聴者置き去りの放送者の権益保護による暗号化と解除等による、電源投入時からの映像表示やチャンネル切り替え時のタイムラグによる使い勝手の悪化のことです。

 しかし、地デジ化以前より近年は、テレビそして新聞などの大手メディアの実視聴者は減り続けて来たのだと、自らのことも含めて感じています。その理由は、以下の様なものだと思います。

①報道内容が、政府や自治体、警察など統治者の宣伝媒体としての意味しかなく、恣意的に情報が欠落され正しい情報が得られないこと。

②紀行や歴史、ドラマ、歌謡など有用な文化的コンテンツもあることは認めますが、ワイドショーや、白痴で愚劣なコンテンツが多すぎること。

③どの民放、どの新聞でも、ほとんど類似の結論や意見に終始し、放送者や新聞社毎の独自性もしくは哲学といったものが感じられないこと。

④自らの落ち度があったとしてもろくに謝罪報道もせず、弱点を抱えた者を連日連夜の集中攻撃しで排除しようと報道し、権力化していること。これは、田中角栄元首相が逮捕され容疑者段階から集中攻撃されて依頼。多数の政治家などを中心に繰り返されていること。

⑤インターネットの普及により、メディア媒体としての相対的な価値が低下してきたこと。

 以上の様な理由を感じますが、彼ら大手メディアの視聴者並びに購読者数が減少し、その影響度が相対的に減じることは良いことだと思っているのです。記者クラブ制度などの既得権の上にあぐらをかき、ジャーナリズム・スピリットを失った者共に存在価値はないと断じられるのです。

・NHK解約申し込み9万件、地デジ化でTV離れ(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110908-OYT1T00851.htm?from=main4



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