私の思いと技術的覚え書き

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(映画)スターリングラード(エド・ハリス讃歌)

2012-06-22 | コラム
 この映画は、第二次大戦中のソビエトとドイツのスターリングラード攻防戦の一部として、二国に所属する二人の狙撃兵の戦いを描くというちょっと変わった趣向持ったものです。そう云う意味で題名のスターリングラード(原題: Enemy at the Gates)は、違和感を感じてしまいます。

 さて、ここからは私のまったくの独断と個人的趣向を前提に記します。
 本作はドイツ側狙撃ケーニッヒ少佐兵役のエド・ハリスの魅力に尽きる映画と感じています。主役のソ連側のヴァシリ役の役者が特に悪いことなんかありませんが、名前を覚えようという意識も希薄で、実際覚えてもいません。

 このエド・ハリス氏、過去から、ライトスタッフ、アビス、ザ、ロック、アポロ13等、数々の映画作品で接して来ましたが、主演だろうが助演であろうが、何時も魅力溢れる役者の一人と感じて来ました。風貌的には、禿げたくないという思いの裏返しなのか個人的に好まない禿げ頭ですし、特に女受けする様な色男という感じもありません。それでも魅力を感じるのは、彼が演じる役が、一つのリーダーとしての理想像を示していることにあると感じているのです。それは、彼の役がヒールであった場合も同様です。

 そのことを端的に表すシーンが、彼の将官での軍装姿の凛々しさにあるのかなとも感じます。ザ、ロック冒頭での雨の中を強い決意を占めて将官姿で歩く姿とか、本作でのドイツ将官服での姿には、見る物に対し、これぞリーダーだと云うことを何も云わずに示してしまう様に思うのです。



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