私の思いと技術的覚え書き

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国土交通省への質問と回答(その1)

2016-11-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 従前(数ヶ月前)に国土交通省へ3つの主題からなる質問を投げかけていた。何時まで待っても回答がなされず、2度目の督促において、別紙の文書が回答されたので、今回第1弾として紹介してみる。

 この回答への質問趣旨は、今年初めに発覚した三菱自動車への、次の様な対応の甘さがあるのではないかというものである。

①三菱自動車は十年ほど前の大量リコール隠ぺいと、今回の燃費虚偽報告の2度目の重大な虚偽であるが、何れも「厳重注意」のみと、多くの国民から見れば軽い処分で済まされており、到底妥当性を欠くと思うがどうか?

②そもそも、燃費虚偽報告なるものは、型式指定の要件を外れるものであり、型式指定の取り消しが妥当ではないかのか?

③報道を聞く限り、貴官庁の処分は軽く、例えばNHTSA(米国運輸省交通局)でのVW社の排ガス隠ぺいに関わる処分が日本円換算で一兆円相当にもなることを聞く。その点で貴官庁と三菱自動車は、ある意味癒着しており、天下りの受け入れなどを含め、旧来からの甘い関係がありはしないか?

 以上の様な趣旨での質問を、文書で行ったものであるが、再三の督促で提出された回答文書を示すが、その趣旨は、如何にも日本の官庁らしいものというのが第一感想だ。しかし、驚くのは違反の罰則金が30万円とか記してあるが、2桁くらい違うんじゃないのかと感じることだ。それでも、型式指定については、一定期間効力を停止し、生産・販売も停止することが出来ることになったと記されている点は評価しなければならないだろう。

追記
 自動車に限らずだが、そもそも監督官庁は国民のための機関なのであって、疑問があれば、どんどん提議し、その矛盾を正して行くべきもだということである。これを見ている皆様も、暇で困ってる監督官庁に少しでも国民に役立つ仕事を与えてやろうではないか。


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