私の思いと技術的覚え書き

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エアコンオイルの補充

2016-07-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 エアコンガスは、昔の様にコンプレッサーがレシプロ式でオイルパンがないアキシャル(斜板)式タイプが主流の現在では、潤滑用オイルが冷媒ガスと一緒にガス経路を循環している。従って、ガス漏れを生じたり、事故でコンデンサーを取替たりした場合、オイル量が不足しがちになる。もっとも、最近の新車でスズキが、オイル量不足を原因とするリコールを生じたりしている場合もある。(新車時のオイル充填不足)

 今回の場合は、エアコン作動中のコンプレッサー音がちょっと大きめに感じられ、エアコンオイルを補充して改善された例である。エアコンオイルは通常は缶に入れられた液状のものである。従って冷媒ガスを回収機で完全に抜き取り、コンプレッサー低圧側などの比較的大きな接続口から、規定量に対する不足分として推定される補充を行うのが一般的である。しかし、回収機がないとか、ガスを抜き捨てるのがもったいない場合は、今回の例の様なガス缶入りのオイル補充が可能だ。今回は、1缶10mmLのガス入りオイル缶を2本追加してみた。効果は十分で、気になる異音はほぼ聞き取れないレベルに低減した。

※エアコンオイルに限らず、オイルでなく添加剤と称する商品があるが、私的には信用していない。特にATは、オイルに極めて敏感であり、メーカー指定のオイル以外は絶対いかんと思っているし、どんな美辞麗句を歌う添加剤も信用ならんと信じている。


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