赤ひげ診療譚を読んで 2012-03-23 | コラム 赤ひげ診療譚(しんりょうたん)は、最近傾倒している山本周五郎の中編小説です。舞台は、江戸時代に存在したという幕府直営の医療施設である小石川療養所での話しとして描かれるものです。 物語の主人公は、保本登という学校出たて(長崎での蘭学遊学)の新米医師が不本意な思いの中で小石川療養所へ赴任するところから始まります。そして、保本から見た筆頭医師の「赤ひげ」こと新出去定(にいできょうじょう)の姿と、そこ . . . 本文を読む