「うぃんぐす」

技術的にはヘタクソだけど、音楽好きの「うぃんぐす」のブログ

聴いてくればよかった。

2011-12-18 | 音楽


軽井沢駅の出口で彼等に出会ったのは自分が43歳の夏だから,かれこれもう11年以上以前のことになります。

この日は望月山荘から自転車で鹿曲川まで下り,そこから川沿いに千曲川への合流点方向へ。田中駅で自転車をたたんでバッグに入れ,しなの鉄道(元の信越本線)で軽井沢まで行きました。

軽井沢で再び自転車に乗り,碓氷峠を下って(速すぎて怖かった)横川駅まで走り,駅前から碓氷バイパス経由軽井沢行のバスに乗り,再び軽井沢→しなの鉄道で小諸へ。そこからまた自転車で望月へ,という強行スケジュールだったので,彼等の演奏を聴く時間がなかったわけです。残念。

右側の彼が履いていた下駄の裏に,「人生」と書かれてあったのが印象的でした。

こんな感じで歌い,お金を稼ぎながら,まずは日本海を目指すとのこと。若干の寸志を無理やり手渡して,Takeは碓氷峠旧道を飛ぶように下ったのでありましたよ。

歌うために旅をするのか,旅を続けるために歌うのか,そのどちらでもあるような,あるいはまったく別の理由があって彷徨っているのか,そのあたりの動機・事情はわかりませんでしたが,路上ライブの究極形態かもしれません。

定年後,こういうことをやってやろうかな,と,とりあえず今のところ冗談で言ってる自分がいます。(Take)