障害者雇用水増し
2018年8月31日(金)
障害者雇用の「水増し」については、行政機関がこんなことをするなんて、「信じられない!」という気持ちになるのが当然と思いますが、嘘と誤魔化しの安倍私物化独裁政権の元では、「なるほどな!」と思えるところに恐ろしさを感じる者です。
他のことでも同じようなことが起きていることが容易に想像でき、氷山の一角であると思います。
29日付けの朝日新聞です。約半数が「水増し」ということですが、精査をするともっともっと増えてくると思います。
これは、「水増し」というべきではなく、虚偽というべきでしょう。
所管官庁である厚生労働省は「水増し」3.5人となっていますが、私は信用しておりませんです。
私の同僚の職場に、ろうあの人が配属されました。その同僚は、当該者を指導する役を仰せつかれ、大変苦労したと言います。意思疎通に時間がかかるんですね。自分自身の事務が遅れる上に、その教育をする時間も要るということで、感覚的には二人訳程度の仕事と感じたのではないかと思います。しかしながら、その職場には増えた負担に対する手立てはありませんでした。
このような状況であれば、誰でも自分の職場に障害者を配置されることを望まないでしょう。真に障害者の雇用を促進しようと思うのであれば、それ相応の手立てが必要なんです。
国の職場の実態は知りませんが、私の同僚の職場と同じようであれば、真の意味での障害者雇用は進まないと思います。言い換えれば、為政者が障害者雇用の促進を政策として掲げても、それに対する手立てがなければ、誤魔化しと言わざるを得ません。
私は、虚偽を行ったことの原因の本質はここにあると思っています。
恐らくですが、多分、この責任は役人に押し付けられることになると思います。行政府の長は政治家です。政治責任を明らかにしなければ、こうした誤魔化しは永続的に続くことになると思います。