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 団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

エアーカー

2008-05-23 19:30:36 | 
                 エアーカー

                         2008年5月23日(金)作成

 「エアーカー」というのを、初めて知った。私は、自動車に関しては、多少とも知識のある人間だと自負していたが、それが打ち破られた。

 5月24日付けの「週刊東洋経済」によると、インドのタタ自動車がエアーカーを1年以内にインドで発売するという。

 エアーカーは、圧縮空気によりピストンを動かし、それを動力とするというものだ。何のことはない。今のガソリンエンジンの、ガソリンを燃やしてピストンを動かすという工程を、圧縮空気で替えるというものだ。

 先の「週刊東洋経済」によると、圧縮空気だけで、100kmの航続距離があり、補助エンジンを使うとそれが800kmまで延びるという。
 しかし、私はにわかには信じ難い。自動車には、瞬発力が必要で、その時に凄まじいエネルギーを必要とするのだ。エアーカーがそれに対応できているとは思えない。 

 私は、これはタタ自動車一流のプロパガンダだと思う。タタ自動車は、後発の自動車メーカーとして、目立たなければならない。

 発表されているスペックを見ると、全長3.4m、全幅1.65m、全高1.7m、重量320kgという。確かに、特に重量は特筆すべきものがある。しかし、安全基準からして、到底先進国の基準を満たすものとは思えない。これは、インドの固有の事情で許されるものだと思う。

 しかし、しかしである。今全世界の自動車メーカーが「タタ自動車」に注目している。それは、コストである。タタ自動車は「ナノ」という日本円で28万円の自動車を発売するという。日本で売り出されても、全く脅威ではないが、所得水準の低い新興国でこれが爆発的に売れるようだと、世界の自動車メーカーの勢力図が変わるかも知れない。

 トヨタを初め、世界の自動車メーカーはタタ自動車のこれからの動向に注目している。

 たったの一社ではあるが。
コメント (2)
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