3月30日発行のWEEKLY ELEVEN NEWSより
今、世界的に話題となっているトランス脂肪酸のことがミャンマーでも取り上げられるようになった。
以下はその記事の要約。
ミャンマー政府、保健省の局長、ドクターキンマウンルインが3月16日に行なわれた「健康に関するフォーラム」でトランス脂肪酸の危険性について初めて述べた。
ミャンマーでは伝統的に揚げ物に使う油は何度も繰り返し使っているので、トランス脂肪酸が多く含まれている。
ミャンマーでは主にピーナツ油を使用しているが、ピーナツ油自体は健康に問題はない。
ただ、揚げ物などに何度も繰り返し使うと、トランス脂肪酸が含まれる油になる。
トランス脂肪酸は血液中のコレステロール値を増やす働きがある。
フライドポテト、フライドチキン、ブーディー揚げ(モヒンガーによく入れる)、サムサ、プラタ、プーリー、
バナナ揚げなどミャンマー人が特に好む食べ物に含まれる。
トランス脂肪酸を続けて多く摂取すると、健康に悪い影響を与えることがわかっている。
肝臓病、心筋梗塞、狭心症、心臓病、高血圧、糖尿病、半身麻痺、尿結石、乳がん、アルツハイマーなどの原因にもなる。
ミャンマー人は健康についての知識が浅いために、このような健康に害を及ぼす食品を食べているため、健康被害や病気になりやすい危険と直面している。
(要約終わり)
この前はミャンマーの伝統的な食べ物であるラペッ(食べるお茶)だったが、今度はミャンマー人が大好きな揚げ物が健康に悪いことが指摘されて、多くのミャンマー人たちは「では、一体何を食べればいいの?」と困惑している。
健康によいと言われている日本食の習慣をミャンマーで紹介する時機がやってきたのかもしれない。