今は日本の大学では長い春休み期間中というわけで日本の大学に留学中の元生徒たち(女の子ばかり)がミャンマーに一時帰国している。
みんな髪型もファッションもすっかり日本人風になっていて垢抜けているのに驚いてしまう。
日本で一番好きな食べ物は?という質問に対して「もちろん刺身です。」だそうな。
日本へ行く前はあんなに「刺身(=生の魚)なんか絶対に食べない!」と言っていたのに.....
ミャンマーにいるときは「海の魚は臭い!だから海の魚は絶対食べません。」と言っていたのが、2年もすると、「川の魚は臭いから食べられない。」に変わってしまった。
皆、日本の魚(さんま、さば等)が大好きで、もうミャンマーの魚は食べられないそうだ。
しかも、「ミャンマー料理はイヤ、ミャンマー料理は食べたくない」という。
本当に困ったことだ。
彼女たちはミャンマーの家族に会いたい一心で高い航空券を買って帰国しているのだが、1週間も経つと、
「暑いし電気はないし、もうミャンマーはイヤ。ミャンマーは暇すぎる。何もすることがない。早く日本へ帰りたい。」
になってしまうのだ。
じゃあ、何のために帰ってきたの?と聞きたくなる。
ところで、日本に留学した生徒たちにいつも聞く質問がある。
それは「日本人で男の人と女の人とどちらが親切だと思うか」という質問だ。
この質問をたぶん30人以上にしたと思うが、意外にも答えは100%「男の人のほうが親切です!」だった。
彼女たちの証言によると、
「日本人の女の人は最初は親切でフレンドリーだが、付き合いが深くなればなるほど本性が出るのか、本当に困ったときや助けを借りたいときに何もしてくれない。いやな顔をされた。男の人は普段、そっけないが困ったときに助けてくれる。質問しても丁寧に答えてくれる。アルバイトの現場でも女の人は親切に教えてくれない。」
など。
面白いことに日本に留学したばかり(日本入国1ヶ月以内)の生徒に聞くと、答えは100%「女の人のほうが親切です。」となる。
知らない人に道を尋ねたとき男はぶっきらぼうで、女の人のほうが親切に教えてくれるから、その印象が強いからだろう。
ミャンマーの女子生徒たちは日本滞在の期間が長いほど日本の男は親切だと思っているようである。
ただ、これは異性だから親切にしているだけかもしれない。
男子留学生だったら答えはどうなるのか、興味あるところだ。