旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

6月の撮影データから ~ムカシトンボ産卵

2010年11月29日 | ムカシトンボ科
ムカシトンボの幼虫期間はなんと7~8年! 長い幼虫期間を終えた終齢幼虫は、羽化に先立って水辺を離れ、約3週間ほど陸上生活を送ってから羽化します。この苦労を考えると羽化に成功し、成熟して子孫を残せる個体は正にエリート中のエリートといえます。
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6月の撮影データから ~羽化殻の主

2010年11月29日 | ムカシトンボ科
羽化殻の主はこのムカシトンボ。旭川市内では河川の上流域から源流域にかけて生息していますが、稀に中流域でも幼虫を採集することがあります。そのような個体はきっと上流から流されてきたものだと考えられます。成熟した♀は水中ではなく、川岸に生えるフキやヤチブキの茎などに産卵します。
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5月の撮影データから ~人知れずひっそりと・・・・・・

2010年11月27日 | ムカシトンボ科
今年の5月下旬、山間の清流域に訪れると樹木の幹に残されたトンボの羽化殻を見付けました。トンボの羽化殻は羽化後数日が経過すると雨や風にさらされて、落ちてしまったり何処かへ飛ばされてしまうので、注意して探さなければなかなか見付けることが出来ません。
トンボの羽化は主に夜間に行われることが多いので、人目につくことはあまりありませんがタイミングが良ければ水辺で見付けることが出来ます・・・・・・・・さて、この羽化殻の主は誰かな?
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5月の撮影データから ~コサナエ羽化

2010年11月23日 | サナエトンボ科
コサナエはヨツボシトンボ、シオヤトンボ、カラカネトンボと並び、北海道の春を告げるトンボの代表種です。サナエトンボの仲間の羽化は水面すれすれで行われることも多く、写真の個体は半分水に浸った状態で羽化していました。
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6月の撮影データから ~オゼイトトンボ♂

2010年11月21日 | イトトンボ科
旭川市内にはエゾイトトンボ、オゼイトトンボ、ルリイトトンボが混生して見られます。3種とも良く似ているのでまぎらわしいのですが、エゾイトトンボを基本としてこの3種を見比べてみると、部分的に大きな違いが見られます。オゼイトトンボは他の2種に比べ細身で腹部の黒条が広く、腹部第2節背面に「ワイングラス型」に見える黒紋があります。
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6月の撮影データから ~オゼイトトンボ/移精

2010年11月21日 | イトトンボ科
トンボの♂は♀に連結した後、腹端部付近にある生殖口から腹部の付根にある副生殖器へ精子を移します。♀は腹端から卵を産むので、トンボの交尾は皆同じような体勢となり、特にイトトンボやカワトンボのような細身で腹部の長い仲間は、交尾をすると「ハート型」になることがあります。
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5月の撮影データから ~縄張り飛翔

2010年11月17日 | トンボ科
ヨツボシトンボはガマやヨシなどの抽水植物がよく繁栄した池沼を好みます。♂は「静止型」の縄張り私有をしますが、時折周囲を飛び回って♀を探します。個体数の多い場所では度々♂同士による縄張り争いも観察されます。
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5月の撮影データから~ヨツボシトンボ

2010年11月17日 | トンボ科
旭川市内ではオツネントンボを除き、春先に最も早く姿を現すのがこのヨツボシトンボです。翅に4つの黒褐色斑紋があり、かなり太身でがっしりとした体形をしているので、多種とは簡単に見分けることが出来ます。黄褐色の体色も特徴的ですね。市内では5月中旬には羽化しているようです。
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6月の撮影データから ~エゾイトトンボ交尾

2010年11月13日 | イトトンボ科
エゾイトトンボはその名の通り、道内ではごく普通に見られるエゾイトトンボ科のイトトンボですが、本州方面では生息地が限定される好寒冷地性のトンボです。北方原産のイトトンボには鮮やかな青を基調とした体色の種が多いですね。
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6月の撮影データから ~♀の奪い合い

2010年11月13日 | イトトンボ科
完全にトンボネタが尽きてしまったので(涙)、今日からは少しづつ今年ブログで紹介しきれなかったトンボ写真をアップしていきたいと思います。
まずはエゾイトトンボ。個体数の多い場所では写真のように、しばしば♂同士による♀の奪い合いが観察されます。自分の子孫を残す為に皆必死です。やれやれ・・・・・・・
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アキアカネがいる限り・・・・・・

2010年11月07日 | トンボ科
旭川市内には越冬種のオツネントンボを除くと、トンボはもうアキアカネぐらいしか生き残っていません。しかし、今年は暖かい日が続いている影響で個体数が多く、今日も沢山の個体を見ることが出来ました。アキアカネが生き残っている限り、ギリギリまで撮影できればと考えています。さすがに来週末はキビシイかな~!?
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まだまだいける!

2010年11月07日 | トンボ科
最近はアキアカネネタばかりで、そろそろ怒られてしまいそうですね(笑)。しかし、まだまだ!!今日もアキアカネで押しまくります!
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太陽さえ出れば・・・・・・・

2010年11月01日 | アオイトトンボ科
太陽さえ出てくれればこっちのものです。寒さには強いので、太陽の光を全身に浴びれば、多少気温が低くても活動することが出来ます。
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昨日のねぐら

2010年11月01日 | アオイトトンボ科
オツネントンボは越冬場所探しに大忙し。朝晩の冷え込みは厳しくなってきましたが、まだ活動出来る時期なので、一箇所に留まることは無く、あちこちねぐらを変えて移動を繰り返します。この個体は公園内に設置してある木製ベンチの隙間に入り込んで、一夜を過ごしたようです。顔だけを出して辺りの様子を伺っていますね。
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