飛翔するミヤマクワガタ♂に遭遇しました。林道ではこうしたクワガタ類の飛翔は何度も目にしてきたシーンですが、こうして写真に収めてみると今まで気付けなかったことが分かったりもします。改めて見ると「万歳」状態で飛んでいるんですね。トンボの飛翔とは違い、何とも言えぬぎこちなさは滑稽にすら見えてしまいます。
北海道では極普通に見られるモイワサナエ。しかし、実は本種の交尾写真を今まで一度も撮影したことがなく、いずれはと思っていましたが今日やっと撮影することができました。背景がもっとすっきりしていれば尚良しということになりますが、またいずれということに。
清流域ではヒガシカワトンボが最盛期を迎えていました。ミヤマカワトンボとは違い、旭川市内では本種はかなり閉鎖的な環境を好む傾向が強く、この生息地は川幅が僅か30~50㎝の極細流ですが、毎年非常に多くの個体が発生しています。
♂の羽化個体
♀羽化
昨日、オオルリボシヤンマの羽化殻を見つけていたので、今日は朝7時に現地入り。更に羽化殻が増えており、ほとんどが既に飛び立った後でした。しかし、注意深く周囲を探したところ2頭がまだ残っていました。なんとか間に合い証拠写真を残すことができました。これで道内での本種の初見記録更新です。
オオルリボシヤンマの羽化殻もありました。溜池の周囲を探したところ、計12個の羽化殻を確認することができました。今年は羽化がかなり早いようです。明日はオオルリボシの羽化狙いで早朝から出かけてみようかな?
本日は成熟したコサナエも沢山見ることができました。♀も多数産卵に訪れていましたが、すぐに♂に見つかってしまい連れ去られてしまうので、撮影には苦労しました。
成熟♂ 探雌飛翔
成熟♀ 飛翔
クモの巣に捕われた成熟♂
カラカネトンボは最盛期を迎え、エゾイトトンボを除くと、溜池では最優先種となっています。今時期は多くの溜池で必ず目にするのがこのカラカネトンボです。カオジロトンボやヨツボシトンボも多いですが、場所によっては全く見られない所もあるので、本種は多様な環境に適応して生活できるようです。
先週羽化写真を撮影したばかりのオオトラフトンボですが、既に成熟成虫が飛び始めました。今年は羽化が早かったようです。溜池ではカラカネトンボとカオジロトンボが多数見られ、かなりの賑わいを見せていました。