コエゾトンボ複眼

エゾトンボ系はトラフ属を除くと、みな美しいグリーンの複眼を持っています。しかし唯一の難点は、どれも同じトンボに見えてしまうことです(笑)。

コエゾトンボ成熟♂

最初のタカネといい、このコエゾトンボもどこから発生しているのか？とは言っても、ここは大雪山系に含まれる場所なので、こういったトンボが現れても不思議ではないですね。

神出鬼没

他に変わったトンボはいないかと周りを探すと、湿地状になった上を飛ぶエゾ系のトンボを発見。飛び方が弱かったので、すぐに止まるだろうと見ていると、案の定、低い場所に止まってくれました。
コエゾトンボの♂です。

ミヤマアカネ♂テネラル

まだ羽化している個体も多数見られました。オオシオカラトンボもそうですが、温泉地なので長い期間で羽化しているようです。しかし標高を考えると、今時期に羽化してくる個体は長生きできないと思われます。

ミヤマアカネ成熟♂-その1

真っ赤に成熟した♂個体。ミヤマアカネの♂は翅脈も縁紋も赤くなるので、綺麗ですね。

オニヤンマ成熟♀

産卵後に疲れて休憩をとる♀。他のトンボといえば数頭のオニヤンマ♂が流れの上をパトロールしているのと、時折ルリボシヤンマ♂が現れる程度。

オオシオカラトンボ成熟♀

♀個体も♂と一緒になって摂食していました。しかし、どちらもちゃんと成熟しています。こんな日もあるんですね。

オオシオカラトンボ♂捕食

ガの仲間を捕食する♂


アブの仲間を捕食中の♂

オオシオカラトンボもまだスイッチが入っていないのか？ほとんどの個体が縄張りではなく、摂食を行っていました。
かなり近い距離に数頭の♂が集まっていましたが、縄張り争いになることはありませんでした。

オオシオカラトンボ

太陽が出始めたのは午後になってから。　既にミヤマアカネの産卵時間帯は終わっており、仕方なくオオシオカラを狙うことにしました。

ミヤマアカネ連結

産卵に訪れるカップルは僅かしかなく、産卵してもすぐに止まってしまいます。特に♀の方は全くやる気なしといった感じでした。

ミヤマアカネ縄張り

やはり天気が悪いこともあり活性が鈍いうえ、縄張りを持つ♂が少なく、元気のない個体ばかりでした。

ミヤマアカネ未熟♂

道北では温泉地でしか見られないアカネですが、発生個体数は多いです。本種は羽化後も生息地を離れないため、未熟～成熟個体まで、色々な成熟過程の個体を見ることができます。

タカネトンボ成熟♂

最初に見つけたのはタカネトンボの♂でした。　この周辺ではあまり見かけないトンボですが、何処かに発生地があるのでしょうか？　いきなりタカネとは意外でした。

今日は・・・・・・・・・

今日は休みだったので、美瑛町にミヤマアカネとオオシオカラトンボを見に行ってきました。しかし、天候が思わしくなく、雲の多い１日となりました。

オニヤンマ連結

せっかくなので、下写真を縦にトリミングして構図を整えてみました。元々が広角撮影だったので、奥行きが出ていい感じになりました。しかし、ピントが甘いです（と言うよりブレてる）。
更にＰhotoshopあたりで画像修整を行えば、なんとかモノになりそう？？です。