旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

オニヤンマ-2

2010年07月31日 | オニヤンマ科
午後1時から撮影を開始して、ひたすら♀が産卵にやってくるのを待ちます。しかし現れるのは♂ばかりで、飛翔写真を狙うもすぐに止まってしまう、或は縄張り争いになってしまうのでなかなかうまくいきません。
♀が現れたのは午後4時を過ぎた頃でしたが、すぐに♂に見つかってしまい連結されて樹上の彼方へ消えてしまいました(涙)。結局、5時半まで粘って産卵にやって来た♀はこの1頭のみ。もっとまともな産卵写真を撮りたかったので、非常に疲れた1日となってしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オニヤンマ-1

2010年07月31日 | オニヤンマ科
今日は旭川市内のオニヤンマの生息地へ行って来ました。目的は♀の産卵だったのですが・・・・・・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウスバキトンボ♀

2010年07月29日 | 飛来種
旭川市内ではウスバキトンボの幼虫は9月下旬頃になると、一時的にできた小さな水溜りなどから大量に採集されることがあります。これは、本種の発生する水溜りに天敵となる他の水生昆虫がいない為で、ほとんどの場合、数日で共食いによりある程度の数まで淘汰されていきます。
しかし本種は低温に弱い種で、沖縄の一部を除き、日本列島に上陸した個体は越冬が出来ず全て死滅してしまうと言われています。
それでも毎年海を渡って北上を続けるというのは何とも不思議なトンボです。その詳しい理由についてはまだはっきりと解明されていません。

今まで旭川市内に生息、あるいは記録のあるトンボ達を紹介してきましたが、今回のウスバキトンボで最後です。次回からは本来のブログ形式に戻し、遠征記録や市内での最新トンボ写真などをアップしていきたいと思います。乞うご期待!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウスバキトンボ♂飛翔

2010年07月29日 | 飛来種
毎年熱帯、亜熱帯諸国より海を渡って日本列島にやってくる移動性の高いトンボで、幼虫期間が一ヶ月~一ヶ月半と非常に短く、世代を繰り返して北上を続けます。道内では主に沿岸地域に多く飛来し、内陸部ではやや少なめ、旭川市内では毎年7月下旬~8月上旬頃から見られますが個体数が少なく、見つけずらいトンボです。未熟成虫は好んで広い空き地や雑草地を飛びます。成熟成虫は幼虫期間が短いこともあり、あまり環境を選びませんが、人工的な浅い池や一時的にできた水溜りなどで見る機会が多いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カオジロトンボ交尾

2010年07月29日 | トンボ科
黒い体色に赤~オレンジ色の斑紋がある小型のトンボで、体色が黒く額面だけが白いのでこの名前が付きました。道内では各地で記録があり、旭川市内ではヒルムシロなどの浮葉植物の多い明るい池沼で見られます。
道内にはこの他、近縁種のエゾカオジロトンボが釧路周辺に生息しています。カオジロトンボよりやや大きく、日本国内では道内にのみ生息する好寒冷地性の珍しいトンボです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キトンボ♂

2010年07月28日 | トンボ科
翅の半分ほどが鮮やかなオレンジ色をした中型のアカネで、特に成熟♂は腹部が朱色に変わり大変美しいトンボです。道内では各地で記録がありますが産地はやや局所的。
コノシメトンボ同様、旭川市内では過去に数例記録されているだけで確実な生息地も無く、別地域からの飛来種と考えられます。
周囲に立木のある、林に隣接した比較的大きく深い池沼を好み、水辺では大変良く目立ちますので、他種と見間違えることはほとんどありません。
写真は4年前にカムイの杜公園内にある自然観察池で撮影したものですが、この年は2頭の♂個体を確認しました。残念ながらそれ以降は全く観察されていません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コノシメトンボ♂

2010年07月28日 | トンボ科
ほぼ北海道全域で記録されていますが道北地区では珍しいアカネで、ノシメトンボのように翅先に褐色斑紋があるのが特徴です。旭川市内では過去に数例記録されているに過ぎず、確実な生息地も無いことから別地域からの飛来種だと考えられます。
ノシメトンボと良く似ていますが本種はやや小型で、成熟♂は額面から腹端にかけてほぼ全身が真っ赤に変わることで見分けられます。
写真は4年前に市内の上雨粉地区で撮影したものですが、それ以降市内での観察記録はありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇った日には

2010年07月27日 | ヤンマ科
オオルリボシヤンマの観察を終え、次は曇った日でも活動するトンボを狙ってみました。ルリボシヤンマです。本種はオオルリより遅く羽化するので時期的には8月に入ってからなのですが、今年は暑い日が続いていますので、もしかしたらと思ったのが大正解!まだやや若い固体でしたが、成熟♂の面白い旋回シーンを撮影することができました。
もっとファインダー中央に入れたかったのですが、やはり飛翔写真は何度撮っても難しいです。
午前中しか時間が無かったので、まともな飛翔写真は数枚だけでしたが、面白い写真を撮ることができて満足でした。しかしこの日の夜に体調を崩し2日間寝込むはめに・・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暗がりで・・・・・・

2010年07月27日 | ヤンマ科
今回は旭川のトンボ紹介をちょっと一休みして、先日撮ったばかりの写真をアップしたいと思います。
写真はオオルリボシヤンマ♂ですが、この日は朝から雨がぱらつくトンボ撮影にとっては最悪の天候、トンボは飛んでいないだろうと思いつつ、ダメもとで市内の溜池に行ってみると、道路上で空中の一点をひたすらホバーリングする♂個体に遭遇!
通常、オオルリボシヤンマは良く晴れた日に活動するのですが、この個体だけがどういう訳か林の方向へ向かって飛び続けていました。
しかし林の樹木を良く見てみると、けっこうな数の♂個体が飛んでいます。さらに観察を続けると、しきりに樹木の間をつつくように飛んでいることが分かりました。どうやら木の枝で休んでいる♀を探しているようです。
これは以外な発見でした。オオルリボシヤンマ♂は晴れた時に活動するとばかり思っていたのですが、曇った天候時は水辺では無く、薄暗い森林内で活動しているのです。
かなり暗い場所だったのですが、当日の雰囲気を出す為にあえてストロボ撮影はしませんでした・・・・・・う~ん、ストロボ写真もおさえておくべきだったかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメリスアカネ

2010年07月26日 | トンボ科
本州に産するリスアカネの北海道亜種で、道内にのみ生息するトンボです。周囲に立木のあるやや薄暗い環境を好み、雌雄共に翅先に弱い褐色斑紋がありますが、ほとんどの個体が消失傾向にあります。
道内各地で記録がありますが産地は局所的で、「北海道レッドデータブック」では希少種Rとされています。旭川市内では生息地においても年に2,3回♂の姿を見るに過ぎず、交尾/産卵はまだ確認できていません。市内には定着しているものと考えられますが、観察例の少ない大変珍しいトンボです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マユタテアカネ♂

2010年07月26日 | トンボ科
額面に2つの黒褐色斑紋のある細身でやや小型のアカネ。道内各地で記録があり、旭川市内でも場所によっては多産しています。成熟♀には「赤色型」と「褐色型」の2型があり、道東方面では「赤色型」♀の出現率が高く、簡単に見つけることが出来ますが、市内では「赤色型」♀の出現率は低く、なかなか見つけることが出来ません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノシメトンボ交尾

2010年07月24日 | トンボ科
アキアカネと並び道内では非常に個体数の多いトンボで、翅先に褐色の斑紋があるのが特徴です。アカネの仲間ですが成熟しても赤くはならず、♂の腹部は褐色~赤褐色に変わります。旭川市内でも個体数が非常に多く、アキアカネ同様、連結体になって集団移動することが知られています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキアカネ連結産卵

2010年07月24日 | トンボ科
日本を代表する赤トンボの一種で、「赤トンボ」と言えば本種を指すぐらい有名なアカネです。雌雄共に未熟なうちは体色がオレンジ色をしていますが、♂は成熟すると腹部が赤く染まります。♀は「赤色型」と「褐色型」の2型が存在し、国内では寒冷地に行くほど「赤色型」の出現率が上がり、道内では圧倒的に「赤色型」♀の個体数の方が多いという印象です。道内では各地で記録があり普通種。旭川市内では最も個体数の多いトンボです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオヤトンボ交尾

2010年07月22日 | トンボ科
シオカラトンボと良く似ていますが一回り小さく太身、成熟♂は腹部が先端にかけて全て白くなる点で見分けられます。本種も未熟なうちは雌雄ともに黄色柄をしていますが、成熟が進むと♂はほぼ全身が白くなります。
旭川市内では丘陵地に存在する小さな水溜りや、ほとんど流れのない泥底の浅い小川、休耕田などに生息していますが、近年そのような環境が減ってしまったため、個体数が減少傾向にあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオカラトンボ♂

2010年07月22日 | トンボ科
日本を代表する非常にポピュラーな中型のトンボで、道内各地で記録があり普通種。
雌雄共に未熟のうちは黄褐色柄をしていますが、成熟♂は腹部に白い粉をふき別種のように変わります。♀は成熟しても極端な体色変化はありませんが、老熟するとうっすらと粉をふく傾向があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする