しかし、♂は沢山飛んでいるのに♀の姿が全く見られません。お!っと思っても♂がアタックをかけるのは皆クロイトの♀のようで、交尾が成立しません・・・・・・・・なぜ♀が来ない!? 結局、アカメイトの産卵シーンを撮影することは出来ず、この日確認できたカップルは写真の交尾体と、もう1カップルのみでした。
いままで何処に潜んでいたのか!?午後3時を過ぎた頃には非常に多くの♂個体が水面上を飛び回り、活性の落ちてきた他のイトトンボ達を次々に蹴散らしていました。多くのライバルがひしめく午前中の時間帯をあえて避け、午後以降から活発に活動することは、他種との競合を避けるための意図的な戦略なのか?それとも、元々そういう性質のトンボなのか?面白い生態ですね。
で、これこそが今回の本命!アカメイトトンボ。
こうやって近くで見ると、クロイトとの違いは歴然なんですけどね~。なぜか一瞬分からなくなってしまうことがあります。それにしても、このトンボにはなんとも言えぬ妖艶さがありますね。青い胸に赤い複眼ですから、こんな得意な色合いのトンボは北方系では珍しいんじゃないでしょうか? ちなみに、このアカメイトは道内にしか生息しておらず準絶滅危惧種。現在知られている生息地はわずか数箇所しか無く、絶滅が心配されています。
こうやって近くで見ると、クロイトとの違いは歴然なんですけどね~。なぜか一瞬分からなくなってしまうことがあります。それにしても、このトンボにはなんとも言えぬ妖艶さがありますね。青い胸に赤い複眼ですから、こんな得意な色合いのトンボは北方系では珍しいんじゃないでしょうか? ちなみに、このアカメイトは道内にしか生息しておらず準絶滅危惧種。現在知られている生息地はわずか数箇所しか無く、絶滅が心配されています。
実はアカメイトとクロイトは良く似ており、遠目から見ると、一瞬どっちがどっちだか分からなくなることがあります。注意深く見れば複眼が赤いので簡単に見分けられるはずなのですが、混生していて、しかもクロイトの個体数が圧倒的に多い場所では意外と判断に迷うことがあります。 こちらはクロイトトンボ♂。
午後の1時を過ぎると、本命のアカメイトがちらほら目につくようになりました。
しかし、まだ時間が早いのか?警戒心が強く、みな沖へ向かって飛んで行ってしまいます。おまけに無数にいるクロイトトンボがダミーになり、発見してもすぐに見失ってしまうのです。
しかし、まだ時間が早いのか?警戒心が強く、みな沖へ向かって飛んで行ってしまいます。おまけに無数にいるクロイトトンボがダミーになり、発見してもすぐに見失ってしまうのです。
ということで、午前中は別のトンボを狙います。まずはオオイトトンボ。
まだ成熟して間もない個体が多く、出始めといったところ。水面上を早いスピードで敏捷に飛ぶので最初は撮影に手こずりましたが、ヒシの葉に良く止まるのを見て、自分の目の前にヒシの葉を浮かせてトラップを仕掛けてみると、まんまとハマってくれました。名づけて「ヒシの葉トラップ」(笑)。
まだ成熟して間もない個体が多く、出始めといったところ。水面上を早いスピードで敏捷に飛ぶので最初は撮影に手こずりましたが、ヒシの葉に良く止まるのを見て、自分の目の前にヒシの葉を浮かせてトラップを仕掛けてみると、まんまとハマってくれました。名づけて「ヒシの葉トラップ」(笑)。
朝、現地に着くと水面上を沢山のイトトンボ類が飛び回っていました。
しかしまだ時間が早く、アカメイトの雄姿はほとんど見当たりません。というのもこのトンボ、イトトンボの仲間としては珍しく午後からエンジンのかかるスロースターターで、夕方に活動のピークを迎えます。通常、イトトンボ系の多くは午前中~午後の早い時間帯を中心に活動しますよね。 写真:ルリイトトンボ♂
しかしまだ時間が早く、アカメイトの雄姿はほとんど見当たりません。というのもこのトンボ、イトトンボの仲間としては珍しく午後からエンジンのかかるスロースターターで、夕方に活動のピークを迎えます。通常、イトトンボ系の多くは午前中~午後の早い時間帯を中心に活動しますよね。 写真:ルリイトトンボ♂
週末はトンボ仲間のH氏からアカメイトの情報をいただき、見に行ってきました。
やっとです!今年初の遠征!!早朝4時に自宅を出て、片道4時間ほどの道のりをひたすら走り続けます。確かに疲れる(特に帰り)とはいえ、遠征は旭川市内に生息しないトンボの撮影がメインとなりますので、無駄にテンションが上がってしまいます(笑)。 こいつは普通種ですけど・・・・・・・・ヨツボシトンボ産卵。
やっとです!今年初の遠征!!早朝4時に自宅を出て、片道4時間ほどの道のりをひたすら走り続けます。確かに疲れる(特に帰り)とはいえ、遠征は旭川市内に生息しないトンボの撮影がメインとなりますので、無駄にテンションが上がってしまいます(笑)。 こいつは普通種ですけど・・・・・・・・ヨツボシトンボ産卵。
やはり、エゾ系のトンボは一度止まってしまうとかなり落ち着いてくれますね。
普段はずっと飛び続けていることの多いエゾトンボ系の方々も、止まる時はなぜか?意を決したようにピタっと止まってしまいます。それ故、慎重に歩を進めれば、かなり近づくとこができます。それにしてもこの止まり方!腹部をスっと持ち上げて、なんとも凛々しいお姿じゃあないですか!!
普段はずっと飛び続けていることの多いエゾトンボ系の方々も、止まる時はなぜか?意を決したようにピタっと止まってしまいます。それ故、慎重に歩を進めれば、かなり近づくとこができます。それにしてもこの止まり方!腹部をスっと持ち上げて、なんとも凛々しいお姿じゃあないですか!!
山間ではタカネトンボの未熟~半成熟個体が沢山飛び始めました。
群れて飛ぶ習性はないのでしょうけど、みな摂食のために山間の開けた場所に集まるので、必然的に数頭ほどの群れになってしまうようです。個体数が多かったせいか?その内の1頭が、運良く低い所に止まってくれました。
群れて飛ぶ習性はないのでしょうけど、みな摂食のために山間の開けた場所に集まるので、必然的に数頭ほどの群れになってしまうようです。個体数が多かったせいか?その内の1頭が、運良く低い所に止まってくれました。
ウスバキトンボは一般的なトンボに比べ翅が幅広く、体表のクチクラが薄い上、内臓もスカスカなので体重が軽く、長時間の飛翔/移動が可能なトンボです。正に飛ぶために生まれてきたような連中で、無駄な部位は出来るだけそぎ落とし、ひたすら北を目指すという、目標?達成のためなら肉体改造をも惜しまない、アスリート系のトンボなのです。
旭川市内でもこのトンボが見られる季節となりました。
旭川は内陸部なので、飛来する個体数はそれほど多くはありませんが、これから9月下旬にかけて本州方面より断続的に道内に入り込んできます。それにしても、毎年はるばる南方から海を越えてくるのですから大したものです。
旭川は内陸部なので、飛来する個体数はそれほど多くはありませんが、これから9月下旬にかけて本州方面より断続的に道内に入り込んできます。それにしても、毎年はるばる南方から海を越えてくるのですから大したものです。
エゾイトトンボは個体数はかなり減りました。水辺の優先種はクロイトトンボにとって代わりつつあります。
それにしても、このブログを見ているトンボにあまり詳しくない方にはルリイト、オゼイト、エゾイトは皆同じに見えることでしょう。イトトンボ系は青いのが多いですからね~。
それにしても、このブログを見ているトンボにあまり詳しくない方にはルリイト、オゼイト、エゾイトは皆同じに見えることでしょう。イトトンボ系は青いのが多いですからね~。
今回の三連休は、雨ばかりで前の2日間は全くフィールドへ出ることが出来ませんでした。というか、北海道はここ一週間ず~っと雨、雨、雨でストレスの溜まる毎日でした。今日はかろうじて太陽が出でくれたので、市内のポイントを回ったのですが、やはり連日の雨で川は増水し、溜池の水も周囲にあふれ出るほど・・・・・・・・・で、あまり良い成果は得られませんでした。