午後２時過ぎ。太陽が西に傾き始めると、ルリボシヤンマはひっそりと活動を終えたのでした・・・・・・アキアカネはまだ元気に飛び回っていましたが、体の大きいルリボシヤンマは少しの気温低下でも体温の維持が難しいのだと思われます。この静止個体は近づいてもまったく飛び立つ気配がなかったので、このまま夜を迎えたのでしょうか？
本日確認できたルリボシヤンマは♂が２頭に♀が１頭。♂は２頭ともほぼ低い場所に静止して♀を待つスタイル。時折飛び立っては縄張り争いを繰り返していました。
残念ながら♀の産卵に気づかず、交尾は観察できませんでした。
今回、ピントの合った飛翔シーンはこれのみ。まあ、とりあえず元気な姿が見れただけでも良しとしますか。（笑）
本日も午後から時間が空いたので、先週の場所へルリボシヤンマの生き残りがいないか確認しに行ってきました。北海道はすっかり晩秋となり、旭川市内で見られるトンボもオツネントンボを除けば２、３種に限られてきました。日が落ちるのも早いので、いよいよ寂しくなってきましたね。
やはり涼しい方が断然活性がいいようです。写真個体↑のようにまだ比較的若い個体の姿もありました。羽化が遅れたのかな？とは言っても１０月に入ってからの北海道は一気に冬へと移行してしまいますので、ルリボシの元気な姿が見れるのもあと２週間弱位でしょうか？
午後２時を過ぎた辺りからでしょうか。太陽が西に傾き始めると、あちこちで縄張り飛翔や小競り合いが見られました。しかし、♀が全く現れません。とりあえず「撮れる時に撮っておこう！」ということで、色々と飛翔シーンを撮らせてもらいました。
交尾するカップルも１組だけ見ることができました。交尾成立後、一旦はすぐ近くの葦に止まってくれたのですが、やはり直ぐに森林内へ移動してしまいました。丁度目線程の高さだっただけに残念です。
ルリボシヤンマを観察していると、不思議なことに♂が全く現れない時間帯が何回かありました。気づくと、周辺の植物に静止した個体が数頭。日の高い時間帯は縄張り飛翔、静止を繰り返し行うようです。小規模湿地では静止個体も見つけ易くていいですね。
昨日に続き今日も午後からの出動です。３年前から通っている市内の生息地は、台風の影響により大水で湿地ごと持っていかれてしまい、すっかり環境が変わってしまいました。ということで、別の場所へ行ってみることにします。少し不安だったのですが、この場所は台風の影響をほとんど受けなかったようです。かなり小規模な湿地ですが、常時４、５頭のルリボシ♂が出入りを繰り返していました。
ミヤマアカネの数は少なかったですが、太陽の光を浴びて元気に活動していました。ここは大雪山系の温泉地なので朝晩の冷え込みはきつく、最低気温は一ケタまで下がってしまうはずです。限られた僅かな時間を、精一杯生きてほしいですね。
本日、午後から美瑛町へミヤマアカネを見に行ってきました。やはり台風の影響で、生息地の環境（発生源）がかなり変化してしまっていました。まだ紅葉は始まったばかりといったところですが、道内でアカネ達の元気な姿が見られるのも、あと３週間ばかりでしょうか。なんか寂しくなりますね。
