旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

当麻町のサラサヤンマ-その4

2022年06月27日 | ヤンマ科
思いのほかあっさりとノルマを達成してしまったので、残りの時間は♂の飛翔写真を狙います。やや薄暗い環境なので前日の失敗を反省しストロボも持参。
とにかくファインダーいっぱいに収めることを目標に撮影しましたが、やはり接近しすぎるとピントがシビアになってしまって、複眼から腹端まで
全てにピントを合わせるのは難しいですね。(と言い訳しておきます)


♂縄張り飛翔(やや成熟の進んだ個体)


♂縄張り飛翔(上と同一個体)
翅を止めて撮影したかったのですが、ストロボ光とシャッタースピードの関係で止めることができませんでした。
まだまだ修行が足りませんね。汗


♀飛翔(ピンボケ)


私の足(膝辺り)に静止する♂


♂半成熟個体の複眼(トリミング):ストロボ光で出色が強調されてしまっていますが、このオリーブ色も綺麗ですね。


交尾:前日よりも若干低い場所に止まってくれたのですが、手前の枝が邪魔ですね。残念


おまけ:ヨツボシトンボ老熟♀とカラカネトンボ老熟♂

こうなると旭川市内のサラサヤンマの発生場所も特定しなければなりませんが、地元周辺はひとまずこれで終わり。
来週末からはいよいよ本格的な遠征シーズンを迎えます。さて、次は何のトンボを狙いましょう?




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当麻町のサラサヤンマ-その3

2022年06月26日 | ヤンマ科
そして本日、午後からは予定があったので、午前中限定で産卵狙いで再びやってきました。
前日、♀が午前中に多く見られたことから(実際は交尾や♂に連れ去られる♀)、とりあえず産卵に来そうな場所で陣取る邪魔な♂達を追いやって♀の飛来を待ちます。
すると、ものの数分で複数の♀達が産卵にやってきました。


産卵


産卵:この個体は不法投棄された発泡スチロール片がえらく気に入ったようで、ここに10分以上産卵していました。


産卵


産卵:朽ち木や湿土に産卵していました。

みな成熟間もない個体ばかりで、黄色斑が鮮やかで綺麗ですね。
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当麻町のサラサヤンマ-その2

2022年06月26日 | ヤンマ科
時期が少し早いようで、♂個体の複眼は緑色というよりはオリーブ色のような色合いで、成熟間もない個体もしくは半成熟個体がほとんどでした。
そのため縄張りへの執着が薄く、多くの個体が出入りを繰り返しているようでした。


♀を待つ♂個体


♂静止型の縄張り


♂静止


♂縄張り飛翔
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当麻町のサラサヤンマ-その1

2022年06月25日 | ヤンマ科
発見当初からずっと謎だった、当麻町サラサヤンマの生息地(発生場所)を遂に発見しました!
これまで、林道上を飛ぶ♂個体しか撮影することができず苦戦していたのですが、これからは落ち着いて撮影ができそうです。
午前中は♀も結構飛んできていたのですが、みな茂みの中へ入ってしまうのと、すぐに♂に発見されて連れ去られてしまうので、
産卵シーンを撮影することはできませんでした。


サラサヤンマ交尾(カメラ内臓ストロボで撮影)
まさか生息地を発見できるとは思っていなかったので、ストロボを持参していませんでした。


♀を連れ去る♂


♂×♂(♂同士による異常連結)


♂縄張り飛翔





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クロスジギンヤンマ

2022年06月20日 | ヤンマ科
クロスジギンヤンマを見に札幌方面へ行ってきました。今シーズン初の遠征です。
♀の産卵なら撮影出来るだろうと期待していたのですが、さすがに個体数が少なく、♀が現れても遠い場所で産卵していたため、150㎜マクロでは全く太刀打ち
できず。♂も同様に遠い場所をせわしなく飛ぶので、ほとんど撮影になりませんでした。と言うか、♂の飛翔写真はトンボの中でもS級の難易度ですね。


生息環境




上の写真をトリミング。
特徴的な胸の筋から、このトンボが間違いなくクロスジギンヤンマ♀であることが分かります。




上の写真をトリミング。
特徴的な胸の筋から、このトンボが間違いなくクロスジギンヤンマ♂であることが分かります。


おまけ:ツチガエル♀個体

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モイワサナエ

2022年06月19日 | サナエトンボ科
で、ムカシトンボにとって代わって最優先種となっていたのがモイワサナエ。先週は全く見られなかった♂達が所狭しと活動していました。
たった1週間で変わるものですね。


成熟♂


成熟♂×2


♀の産卵


♀の産卵(別個体)



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ピークは過ぎました-ムカシトンボその後

2022年06月18日 | ムカシトンボ科
先週ムカシトンボが沢山見られた沢へ行ってきました。どうやら本種♂の飛翔ピークは先週までだったようで、今日はほとんど飛んでくれませんでした。
来年はもっと早い時期に狙ってみたいと思います。


♂探雌飛翔(ピンボケ)


♂探雌飛翔


フキの葉の影からトンボの尻尾らしきものが見えたので確認すると、成熟間もないと思われる♀個体でした。見た感じ産卵後のようには思えず、
どうやら未交尾の♀で、♂が飛んでくるのを待っているようでした。


成熟♀


こんな感じで止まっていました。

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ムカシトンボ

2022年06月11日 | ムカシトンボ科
本日、ムカシトンボの様子を見に行ってきました。
家を出る時は晴れていたのですが、現地に着くと40分ほどで曇ってしまい、すぐにムカシトンボの姿は見られなくなってしまいました。
しかし、1時間ほどの観察で結構な数の♂の探雌飛翔が観察できました。本種は今が発生ピークのようです。


生息環境


ここで待っていると、♂がフキやシダの間を縫うように飛んで♀を探す行動が見られます。


残念ながら、私の技術ではマクロレンズを使った飛翔撮影は無理でした。広角撮影の方がピントの合う確率は高いようです。
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エゾハルゼミ

2022年06月09日 | その他・昆虫
ピークは過ぎましたが、山間ではエゾハルゼミの大合唱が続いています。
なかなか叶いませんが、いつかは旭川市産ミンミンゼミの写真を撮ってみたいと思っています。





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初夏のトンボ達

2022年06月08日 | 観察記録・日記
旭川市内で見られる春~初夏のトンボはほぼ出揃いました。しかし、今年はまだカオジロトンボの姿を見ていません。恐らく既に発生しているとは思いますが、
羽化が遅れたのかもしれません。


ヨツボシトンボ老熟♂


シオヤトンボ成熟♂


コサナエ成熟♂


エゾイトトンボ成熟♂と交尾


オゼイトトンボ未熟♂×3


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カラカネトンボ色々-その2

2022年06月07日 | エゾトンボ科

成熟♂


成熟♂

カラカネトンボの♀は、産卵中に♂の干渉を極端に嫌うため、岸際の植物の中で隠れるようにして産卵します。(打水産卵)
そのため、本種産卵の撮影は非常に難易度が高く、未だに納得のいく写真が撮れていません。


♀の産卵


♀の産卵
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カラカネトンボ色々-その1

2022年06月06日 | エゾトンボ科
とにかく、週末はカラカネトンボの飛翔撮影に時間を費やしました。せっかくなので写真をアップしておきます。


成熟♂


成熟♂ 前脚の傷んだ個体


成熟♂
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カラカネトンボあるある

2022年06月05日 | エゾトンボ科
カラカネトンボはエゾトンボ科の仲間ですが、ぶら下がる姿勢で静止することは少なく、ほとんどがトンボ科の仲間のように水平姿勢で止まります。
本種の静止個体を見つける時は木の枝ではなく、水辺周辺のフキの葉やイタドリの葉、笹の葉上を探してみて下さい。


未熟♀静止


成熟♂静止


成熟♂静止


静止するコサナエ成熟♂と本種成熟♂

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オオトラフトンボの羽化

2022年06月05日 | エゾトンボ科
気温が低いせいか、オオトラフトンボは正午近くになって羽化していました。来週末辺りには成熟成虫も飛び始めると思います。


♀個体


♀個体


♀個体
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カラカネトンボ成熟♂

2022年06月04日 | エゾトンボ科
こちらはカラカネトンボ。さすがに低温には強いようで、多くの個体が元気いっぱいに飛び回っていました。


成熟♂縄張り飛翔


成熟♂縄張り飛翔


成熟♂旋回飛翔
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