マダラヤンマは先週よりも若干個体数が多いと感じられました。時期的にホバリングを交えて飛ぶ個体は少なく、ほとんどが雑草地や抽水植物の間を縫うように飛ぶ探雌飛翔と、静止型の縄張り私有でした。 写真:トリミング
スナアカネがダメなら、せっかく来たので別のトンボを狙います。旭川市内では9月上旬には完全に姿を消してしまうギンヤンマですが、ここではまだまだ元気いっぱい。多くの個体を見ることができました。飛翔写真を狙ってみたのですが、150mmマクロではこれが限界。本種の飛翔シーンをモノにするには、やはり200mm以上の望遠レンズが必要ですね。
午前10時頃、まだ時間が早いのか?♂は池ではなく周辺の雑草地で見られました。この♂はこの場所がお気に入りの様子で、しばらく留まっていたのですが、別の♂が現れると凄い勢いでスクランブルをかけて上昇。そのまま戻ってくることはありませんでした。結局、昨日撮影できたスナアカネはこれだけ。気温が上がると、池の方でも数頭見られましたが、撮影することは出来ませんでした。
昨日、どうしてもスナアカネの♀を探したくて、またまたむかわ町へ行ってきました!しかし、一気に寒くなってしまったせいか?トンボの数が少なく、結論から言ってしまうと、結局♀を見つけることは出来ませんでした(涙)。
こちらは成熟のかなり進んだ個体。胸部側面の斑紋はほぼ消失し、胸全体が褐色に変化しています。こうなるとエゾアカネにも似ていますね。スナアカネの♂は成熟に従い、胸部が赤褐色→濃褐色、胸部斑紋が黄色→グレー→消失といった具合に変化することが分ります。 写真:トリミング
結局、2日間連続で通いましたが、とうとう♀個体に出会うことはありませんでした。これだけ多くの♂が飛来しているのに、♀が来てないはずがないのですが。いったい何処に行ってしまったのでしょうか?
結局、2日間連続で通いましたが、とうとう♀個体に出会うことはありませんでした。これだけ多くの♂が飛来しているのに、♀が来てないはずがないのですが。いったい何処に行ってしまったのでしょうか?
これは綺麗な個体です。成熟してそれほど日数の経過していない個体のようで、胸部の赤味が強く、側面の斑紋も全体的に黄色味を帯びています。この色合い、何処かで見たような・・・・・・・・・・古のサーカスやピエロを連想してしまうのは私だけでしょうか?(笑)
スナアカネが現れだしたのは11時近くになってからでした。そかし、強風と気温のせいでしょうか?昨日に比べ個体数がかなり少なく、数える程度しかいません。これでは無理!と諦めかけていたのですが、午後になると数頭の個体が岸辺の地面に止まるようになりました。
実は前日にも確認していたのですが、ショウジョウトンボの♂が1頭だけ飛んでいました。おそらくここでは最後の生き残りだったと思われます。体色もすすけ、かなり年老いた個体ですが、複眼の輝きはまだ失われていません。
10時も過ぎた頃、捕虫網を手にした親子がやって来ました。なんでも、前日に私のブログを見てスナアカネを捕りに来たとのこと。まず、私のブログを見てくれていたことに感謝ですが、昆虫嫌いな子供が増えている昨今、トンボ好きの少年に出会えたことが何よりも嬉しい!場所も知らずに札幌から来たというのですから、その情熱は本物です。結果、目的のスナアカネを見事ネットイン!凄く喜んでいる姿が印象的でした・・・・・・また何処かで会えるといいですね。
写真:タイリクアカネ縄張り
写真:タイリクアカネ縄張り
しかし、かすがは道南です!ここではセスジイトトンボの個体数が非常に多く、青味の強いイトトンボは全て本種でした。旭川近郊では決して見ることのないトンボなので、これだけでも十分に成果ありです。アジアイトトンボもかなり多かったですね。