いわずがもがな、このブログでも絶賛?
自分の中の、やはりポリシーというか、核というか。
この春分の日に久しぶりに、2冊の和訳を一章ずつ読み比べていたのですが。
以前は、 内藤 濯さんの訳が、堅い感じがしてあまり読めず。
他の人の訳を読んでわかりやすかったと、思うことが多かったのですが。
久しぶりに、比べて読んでみると。
いや、
内藤 濯さんの訳が一番好きになりました。
たしかに、一読なぞるだけでは、すっと、入ってこない感じもしますが。
言葉に余韻があるというか、言葉は普通に繋がっているのに、語と語になんだか見えない行間というか、間合いがあるというか。
漢字が意外につかわれていないところも影響しているのかも知れません。
なんか、好きになりました。。
……年をとったということなんですかねwww
もうひとつ、
星の王子さまは、死んじゃったのかなとこれまで思っていましたが。
今回、読んでみて。
いや、きっと、もとの星にもどったんだろうなと感じました。
わざわざ1年ぶりに同じところにきて、
死んじゃうっていうのも、やっぱり変かなと。
星が真上に来ているのだから、
やはり帰ったと感じてしまいました。
そして、「あの」花に、旅のことをはなしているんじゃあと。
以前は、各論だけでも、いい話というか、そういう感じでしたが。
あたりまえですけど、はじめからさいごまでお話として繋がっているので。
あらためて、深いなあと。
星の王子さまは、電気をつけたり消したりする人と、線路を切り替える人には、
シンパシーを感じていて。
それは、自分でない人のことを考えて生活しているわけで。
……やはり、奥深く、面白い物語です。