思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

八ヶ岳山麓スーパートレイルの情報が出揃ってきた

2010-02-11 15:00:53 | 徒歩
雑誌『BE-PAL』10年1~3月号のシェルパ斉藤さんの連載「シェルパ斉藤の旅の自由型」でも触れていた、昨年策定された八ヶ岳をぐるっと一周する全長約200kmの歩く道いわゆる「八ヶ岳山麓スーパートレイル」についてだが、ウェブサイトが昨秋に設けられた、というのを今月のビーパルの連載で知った。まだサイトは整備中の部分もあるにはあるけど、もうだいたいの情報はわかるようになっている。
そのなかで詳細なルートマップも徐々に更新されていて、先週に最新版が更新されて、現在は12枚に分けて全ルートが公開されている。関係各所との詰めの作業も終わって、これが最終的なルート案なのかしら。

で、その地図を改めてチェックしてみると、先月の八ヶ岳登山の下山途中に通りかかった本沢温泉入口は厳密にはルートからやや外れているが、昨年同時期の登山で立ち寄った少し北にある稲子湯はルートに該当していた。まあこれは無雪期の交通アクセスの利便性も加味してそのように設定されているのだろう。

トレイルの意義についても「歩く旅」をちゃんと意識して整備したことには賛同できるので、今後の利用の行方は気になる。僕も早めに歩いておかないと。
部分的には以前に歩いたことがあって既知の区間もいくつかあるが、既存の道を活かして有機的につなげて何日もかけて歩けるように設定した、というトレイルが僕もかねてから身近に感じている八ヶ岳にできたのはとても興味深い。僕は「点の旅」もよいが、どちらかと言うとそれらを独力で結んでゆく「線の旅」のほうが好きだからなあ。

ただ、一般的な無雪期にふつうに行くのもよいのだが、以前からこういったバリバリの雪山登山というほどでもない散歩以上登山未満? の徒歩で行くべき道を冬季に時間をかけて渡り歩く旅を元々ガンガンやりたかった僕としては、今頃の時期にワカンやスノーシューやXCスキーを履いて踏破したい願望が常にあるのよね。他地域も同様。
今冬は全踏破をやるほどの時間的余裕はなさそうだが、来年以降にできるかなあ。200kmを一気に踏破となると、夏ならば1週間前後で行ける人もいるだろうが冬は10日以上かかるだろうし。というか、そのくらい時間をかけて味わいたいトレイルですな。たぶん、ここをあえて冬季に踏破した人はまだいないと思うので、地図を読んだ限りでは特に最初に行った人は面白いだろうね。僕もいつ行けるかわからないが、とても楽しみー。

また、サイトのリンク先にある、すでに運用されている長野県・新潟県の信越トレイルと滋賀県・福井県・京都府の高島トレイルにももちろん興味はあり、これらもどちらかというと行くなら冬季のほうがいいかな、と思っている。
でもそれにはツボ足ラッセルばかりでは疲れるので、数年前から買うべきか否かと検討しているスノーシューをいいかげん入手したほうがいいのかなあ、と再び考え始めている。ワカンはあるが、(踏み跡がない道をラッセルしづらい)自重の問題もあって最近はあまり使っていないし。というか、そういう雪深い場所をあえて敬遠しているのがなんともふがいない。経済的身体的な問題は近々なんとかしたい。

まあとりあえず今は地図を眺めて、斉藤さんの連載記事を再読して、八ヶ岳での脳内徒歩旅を楽しむことにしよう。


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