温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

ヤマトアシナガバチ(大和脚長蜂) 蛹室は黄色のキャップ!

2022年07月21日 | 昆虫
① 二度目の雨季が終わり、庭のブルーベリーも4種類目が熟してきました。
 ブルーベリーを食べようと手を伸ばした先に、ハチの巣を見つけました。

② よく見ると、小さな巣に6匹のハチがじっとしていました。
 ヤマトアシナガバチ(大和脚長蜂)です。
 ヤマトアシナガバチ(大和脚長蜂)は、攻撃性の小さなハチですが、巣に触れれば刺してきます。

③ かつては、よく見られたハチですが、最近は少なくなり、絶滅危惧種に指定している地域もあります。
 しかし、このままではブルーベリーを安心して食べらいないので、殺虫剤で殺しました。
 枝を切り取ってきました。
 
④ 巣の特徴は、幼虫が入っている「蛹室」のキャップが黄色です。
 よく見ると、働き蜂から肉団子をもらっている幼虫は、まだキャップを被らず顔を出しています。

⑤ 巣の中から成長の異なる幼虫を出してみました。
 黄色のキャップの蛹室のものは、成虫に変身しているのもいました。
 

ブラックベリーを求めて 昆虫6種

2022年07月13日 | 昆虫
① 庭でゴマダラチョウの姿を良く目にするようになりました。

② ゴマダラチョウのお目当ては、庭のブラックベリーです。
 黄色の口吻を伸ばし、美味しそうです。

③ シロテンハナムグリは、ブラックベリーの果実に団子状になっています。

④ 果実を求めカナブンもやって来ます。

⑤ アオドウガネは、葉を食べにやって来ます。

⑥ ミナミアオカメムシも果実で汁を吸っています。

⑦ キマダラカメムシの幼虫もいます。
ブラックベリーを食べるとき、臭い臭いのするのは、カメムシのせいですねえ。

⑧ 人気のブラックベリーの汁を仲良く吸っている昆虫たちです。
 


チョウトンボ(蝶蜻蛉)のオス 魅力的な輝き!

2022年07月11日 | 昆虫
① 今日は、4回目のコロナワクチン接種をしてきました。
 帰りに、花池で「チョウトンボ(蝶蜻蛉)」たちに出会ってきました。

② メスを待ち受けるオスは、暑さで小休止しているものが多くいました。

③ 名前のように幅の広い翅で「蝶のようにひらひら飛ぶ」姿も愛らしいですが、一番の魅力は虹色に輝く翅です。

④ この構造色の翅を使って飾り物ができないでしょうかねえ。


キスジ セアカ カギバラバチ(黄筋 背赤 鉤腹蜂) 複雑な繁殖!

2022年07月10日 | 昆虫
① 葉の上に、小さくて胸の赤色が目立つ蜂を見つけました。

② 5年ぶり、2回目の出会いとなる「キスジ セアカ カギバラバチ(黄筋 背赤 鉤腹蜂)」です。
 名前のように、腹部に「黄色い筋」があり、「背中が赤い」ハチです。

③ また、腹部先端が名前のように「鉤状」に曲がっています。
 まず、無数のとても小さな卵を葉の縁に産み付けます。
 その葉を食べるガやハバチの幼虫の体内に入って孵化します。
 これで終わりなら単純な寄生蜂です。
 ところが、その体内に寄生性のハチやハエの幼虫がいるときに限り、これらの幼虫に寄生して育つという複雑な繁殖法です。


ヤマトタマムシ(大和玉虫) 死しても輝きを残す!

2022年07月09日 | 昆虫
① 草むらで、珍しくヤマトタマムシ(大和玉虫)がいるのを見つけました。

② 一般には、エノキやケヤキ、サクラ類の葉を食べるので、樹木にいるのを見つけることが多いです。

③ 胸と翅には、2つの赤色条が走る鮮やかな緑色です。
 しかし、腹側から見ても、全身 輝く見事な色彩です。



④ このマトタマムシ(大和玉虫)の翅を装飾として用いた「玉虫厨子」が有名です。
 昔の人も、「死んでも翅の輝きは失われない(構造色)」ということを経験的に知っていたんでしょうねえ。


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