温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

タブノキ(椨)の若葉をモリモリ食べて! アオスジアゲハ(青条揚羽)2齢幼虫

2017年05月16日 | 昆虫
 ① 神社のタブノキを見に行くと、脱皮し2齢幼虫に変身したアオスジアゲハ(青条揚羽)の幼虫が沢山いました。



 ② 1齢の時(5月10日 ③画)には、刺が沢山生えていたのに、脱皮して2齢になるとつるりとした感じです。

 タブノキ(椨)の若葉をモリモリ食べていました。



 ③ ちなみに、5月10日の小さな1齢幼虫です。

 今日は、夜(19:00~)に本殿工事のために「御霊代」を仮殿へ遷座(せんざ)する行事を行います。

 めったに見ることができない特別な行事なので、明日載せます。



女王様の巣材集め! ヤマトアシナガバチ、セグロアシナガバチ

2017年05月15日 | 昆虫
 ① 窓に立てかけた古竹にヤマトアシナガバチ(上 大和脚長蜂)とセグロアシナガバチ(下 背黒脚長蜂)の女王蜂がやって来ました。



 ② 耳を澄ますと、「ゴリゴリ」という音がします。

 上のヤマトアシナガバチ(大和脚長蜂)は少し小型ですがかつては普通に見られた種類ですが、最近は激減しています。

 攻撃性はアシナガバチの仲間では最も弱く,巣を直接刺激しない限り刺される心配はありません。



 ③ 口には、はぎ取った古竹の繊維を丸めて持っています。

 どこかで女王蜂だけで、初期の小さな巣を造っているのでしょう。



 ④ 下のセグロアシナガバチ(下 背黒脚長蜂)も盛んに竹の繊維をはぎ取っていました。



 ⑤ 何度もやって来て繊維をはぎ取った跡です。



体液を吸いつくせ! ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)

2017年05月14日 | 昆虫
 ① 神社へ行くと、ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)が木の幹にいました。

 中国から入ってきた帰化昆虫ですが、腹部の白黒の波状に出ているモノを戦国時代に「白黒の綱」を横綱が腰に身につけた姿に見立てて名前を付けたものです。



 ② 脱皮をしている個体もいました。脱皮直後は赤色ですが、時間が経過すると黒色になります。



 ③ サシガメ(刺亀)という名前のように、口吻を獲物に刺し込んで体液を吸い取る肉食の昆虫です。

 オビカレハ(帯枯葉)の幼虫を見つけて、口吻を刺し込もうとしていました。




 ④ 見ていると、オビカレハ(帯枯葉)の幼虫は、イヤイヤと身をくねるようにして幹からぽろっと落ちて、逃げてしまいました。

 4月下旬、ある幼稚園から「変な虫が一杯いるので見てほしい!」という電話がありました。

 ヨコヅナサシガメ(横綱刺亀)は、木の窪みなどで集団で越冬するので、もぞもぞと集団でいるのを目にします。

 私は刺されたことはありませんが、幼児が不用意に触れば刺される可能性があります。市に依頼して駆除することを勧めました。




井上靖「しろばんば」の世界 天城湯ヶ島 木太刀の湯

2017年05月13日 | 秘湯巡り
 ① 昨日から1泊で、井上靖「しろばんば」の世界である天城湯ヶ島 木太刀の湯へ行ってきました。

 「しろばんば」というのは、晩秋の夕方に飛ぶ白くて小さい虫(雪虫)のことです。伊豆地方では「しろばんば」と呼んでおり、小説の題名になっています。




 ② 井上靖(洪作)も歩いたであろう「湯道」を散策し、宿から20分ほど歩くと、川端康成の定宿であり、「伊豆の踊子」を執筆した「湯本館」があります。

 その隣に、主人公 小学生の洪作が度々浸かった「河鹿の湯(現在 西平の湯)」があります。

 地元の方々ご用達の湯ですが、お金を払えば入浴できます。




 ③ 川沿いに、オーバーフローした湯を利用した「犬猫温泉」がありました。「犬の温泉」は時折目にしますが、「猫の温泉」は珍しいですねえ。



 ④ 宿泊地は、名勝「世古峡」を望む位置に建つ「天城湯ヶ島 小太刀の湯」です。



 ⑤ 露天風呂からの眺めもイイですねえ。源頼朝が河原に立つ湯気を見つけ、「木太刀」で掘り起こして見つけたといういわれがあります。



 ⑥ 温めが好きな私が一番気に入ったのは、自分で温度調整ができる「つぼ湯」です。



 ⑦ 部屋にもつぼ湯式の露天風呂があるので、足腰の弱い父もじっくり浸かることができました。

 今回、3湯に浸かったので、1,512湯になりました。



オダマキの蜜泥棒! キムネクマバチ(黄胸熊蜂)

2017年05月11日 | 昆虫
 ① 庭でオダマキ(苧環)が沢山咲いています。

 下向きに咲いているオダマキの一見 5枚の花弁に見えるが、萼です。

 その下に花弁があって、基部から上に魔女の帽子のように突き出ているのが、「距(キョ)」です。

 この中に「蜜」があります。




 ② この蜜を吸うには、一般に昆虫たちは潜り込む必要があります。

 その際、受粉が行われるので、まさにお互いに利益があります。

 ところが、キムネクマバチ(黄胸熊蜂)は、この「距(キョ)」に外から口吻をぶすっと突き刺して吸蜜をしてしまいます。





 ③ 受粉に役立たない蜜泥棒ですねえ。

 しかし、他の種類の花の形によっては、キムネクマバチも潜り込んで吸蜜するので、受粉に役立ちます。

 今から、沼津での会合に行ってきます!



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