皆様こんにちわ。
先週漸くHarvard ICRTの筆記試験がいい感じに終わり、心晴れやかに色々な活動を開始しております。
本日は私がバンコクにいる前後、滞在中に最も心のホームタウンとしてお世話になった湘南厚木で
徳田安春May ACTカンファレンスが行われました。
(5月から行動を起こそうぜという、抗生剤をもじったネーミングでしたが、腸管吸収がわるくイメージが悪いと医師達からは不評でした・・ゴメンナサイ)
厚木のレジデントの先生達から一例症例提示を。
徳田先生からもmeningitis-retention syndromeの提示があり、初めて知った内容なので勉強になりました。
また、実際にTRの聴診、頸静脈波のみかたなどをベッドサイドで丁寧にご指導いただきました。
まいどまいど、徳田先生の深すぎる見識と美しい診察には感動します。
芸術品のようです。
湘南厚木の総合内科部長に大野先生が就任して、ガチGeneralの教育が始まっております。
さて、初日午前中は初期研修医1年目の指導医であった松下先生に昔の記憶が蘇るありがたいカンファレンス。
初日午後から翌朝までは参加型実践実習闘魂外来です。
(全例FASTを交通外傷の患者さん達に当ててもらいます)
実際の症例は扁桃周囲膿瘍・合計7名程度の交通外傷(雨だったので)・CO2ナルコーシス・TB疑い・肺炎球性肺炎・ベル麻痺・脳梗塞・ひょう疽・
などなど、なかなかタフです。戦国無双中にオラオラしていた昔の自分を思い出します。
湘南厚木には本当に多様な中等症の症例が集まり、僕も非常に臨床の楽しさを感じることができました。
普段は大学で見学が主体のポリクリ生も、この日限りはFirst touchを出来るし、良質の痰(P2)がとれれば自分たちだけでGram染色をして
Gram陽性双球菌と診断したり、交通外傷では全例FASTやってもらうことなどで教科書だけの机上の空論でない
実践的な医学の学びができたのではないかなと思います。徳田先生とも話しておりましたが、今後も時間許す限り実践(実戦)型実習をドンドン日本でやっていこうと思います。