「うだつ」とは、建築用語で、漢字では「卯建」、「梲」と書く。
どういうものかと言うと、隣り合った家の間に防火壁の目的で造られた、屋根の上の立ち上がりの部分のこと。
この「うだつ」は、なかなか出世できない、地位が上がらないことなどを「うだつが上がらない」という言葉の語源になっている。
歩いたことのある「うだつ」のある宿場町3ヶ所。
[奈良井宿]
[奈良井宿]
[奈良井宿]
[郡上八幡]
[海野宿]
[海野宿]
「うだつ」にも種類があるらしい。
① 本うだつ ---- 屋根の上についたうだつ
② 袖うだつ ---- 1階部分と2階部分の間についたうだつ
③ 袖壁----袖うだつに独立した屋根がなく、1階屋根と2階屋根の間に張り出しただけのもの
海野宿に行った時に、地元のボランティアの案内人が「うだつ」について色々と教えてくれた。
「うだつ」にもランクがあり、普通の民家にあるものよりも、大名が泊まる本陣などにあるものの方がランクが上だとか。
でも、素人考えではどうしても見栄えの良い方が上に見えてしまう。