毎年冬になると積雪情報で有名な大蔵村にある肘折温泉。
交通の便が良いとは言えないので、それなりに秘湯感がある。
山の中にある温泉街はこぢんまりとしていて、銅山川沿いに昔からある数件の旅館が軒を並べていた。
二度目の訪問の今回の宿は大友屋旅館。
温泉街の真ん中辺りに位置していて、毎朝開かれている朝市は宿のすぐ近くで行われていた。
家族的な宿のようで、気さくで気取ったところがない、すべてが温かい雰囲気の宿だった。
また、客のニーズに合わせたように、玄関脇には囲炉裏スペースがあって、温泉卵やコーヒー、お茶など自由に楽しむこともできるようにもなっていたことはうれしかった。
温泉は自家源泉のようで、玄関前には飲泉所もあった。
お湯は少し緑がかったような色をしていて、やや熱めで肌触りの良いトロトロとしたような温泉だった。
「あたたまりの湯」
お風呂は「あたたまりの湯」と「美肌の湯」のふたつが時間により男女入れ替え制になっていて、他には無料の貸し切り風呂もあった。
近くにある共同湯の「上の湯」のチケットもいただいたので入ってみた。
泉質は違うのかもしれないが、誰もいなくてゆっくりと入れ、素朴なお風呂を堪能できた。
「上の湯」
宿の前の道で行われている朝市
それほど大きな温泉街ではないので、町歩きも楽しかった。
温泉街の一番奥には源泉公園があり、足湯、肘折ダム、源泉ドームがなどがあった。