4~5日前、埼玉県上尾市にある小学校の校庭で「キンラン」が見つかったと報道があった。
大々的に報道されるということはそれほど貴重な花だからかもしれない。
「キンラン」はかつては日本ではどこにでもある、ありふれた和ランの一種だったが20年ほど前の野生ランブームで急激に数を減らした。
そして、1997年に絶滅危惧種として環境省のレッドリストに掲載され、都道府県のレッドデータブックにも指定されている。
数年前、散歩道にある草むらの中に、「ギンラン」が咲いているのを見つけた。
周りに樹木があり、少し日陰になっている場所だった。
こんな町中でも、「条件が揃えば見つけることができるのだ」と思いながら、誰にも教えずに、毎年一人で眺めて楽しんでいたのだが、今年はそこに黄色い花が咲いていた。
「キンラン」だぁ~。
今までずっと「ギンラン」だけだったのに、どうして今年から急に出てきたのか?
理由は分からないが、見つけられたということだけですごく嬉しかった。
同じ場所には「ギンラン」も咲いていた。
これからはずっとこの場所で「キンラン」と「ギンラン」の両方を見られるかも。
キンラン(金蘭)
学名:Cephalanthera falcata
英名:Golden Orchid
和名:金欄
科名・属名:ラン科 キンラン属
原産地:日本、朝鮮半島、中国