宮島は「神の島」として島全体が信仰の対象になっている。
宮島とは通称で正式名称は「厳島(いつくしま)」が本来の名前だそうだ。
宮島へはちょっと変わった方法で行った。
普通は宮島口まで電車で行き、そこからフェリーを使って行くのだが、平和公園の船着き場から宮島行きの高速船を使った。
いくつもの橋をくぐり、ゆっくりと川を下り、海に出たら高速運転になった。
海から広島の街の景色を楽しみながら、色々と説明を聞いたりしていたら、宮島まであっという間だった。
満ち潮だったので、水の中に建っている大鳥居も見ることができた。
干潮の時は鳥居まで歩いて行け、鳥居をくぐることもできるらしい。
ここで分かったことは、鳥居は地中に埋めこまれているのではなく、ただ置いてあるだけだとのことで、非常に驚いた。
波が荒い時などは大丈夫なのか、流されたり倒壊したりしないのかと疑問を持ったが、鳥居は上から重石で押さえつけられているためそういったことはないとのこと。
このような技術が大昔からあったことに感心した。
この鳥居も現在では修理中とのことだった。
この修理の様子も逐一神社のホームページや宮島観光協会のホームページなどで見ることができる。
(画像は宮島観光協会のホームページよりお借りしました)
宮島のシンボルの厳島神社に向かって海沿いの道を歩いていたら、たくさんの鹿が出迎えてくれた。
厳島神社は海の上に浮かんでるような造りの神社で、推古天皇が即位した593年にこの島を治める佐伯鞍職が社殿を建て、その後平清盛によって社殿の大部分が整えられの、現在の規模になったようだ。
神社に近づくにつれ、その荘厳な雰囲気が感じられた。
そして水に浮く社殿が幻想的に見えた。
拝観料を払い参拝順路通りに長い回廊を進んだ。
本殿や能舞台など朱色をあちこちに施してある様子を見ると、平安時代の華やかな印象を受け、かつての栄華を誇った平家が偲ばれた。
無事に参拝を終えた後は海沿いではなく、商店街の方の道を通って戻り、帰りはフェリーと電車を使った。