「ピナクルズ&ランセリン砂丘 1日ツアー」に参加した。
「ピナクルズ」は、パースから車で北へ約3時間走った海沿いのナンバン国立公園の中にある広大な砂漠。
別名は「荒野の墓標」と呼ばれていて、黄色い砂漠に無数の奇岩群がニョキニョキと生えている月面のような場所。
「ランセリン砂丘」はピナクルズとパースの中間に位置しているランセリンという海辺の町にある、真っ白な砂の砂丘。
ホテルまで旅行社のスタッフが迎えに来てくれ、集合場所で他の人たち10人くらいと共に大型のバスに乗り換えて「ピナクルズ」に向けて出発した。
途中、30分くらい走ったところにある「カバシャム・ワイルドライフパーク」に寄った。
ここは動物園で、コアラ、カンガルー、ウォンバット、クオッカなど、オーストラリアで人気の動物を見ることができ、餌やりや動物と一緒に写真撮影などができた。
このツアーは朝一番に入園したので、お客はまだ誰もいなく、動物とふれあい放題だった。
[カバシャム・ワイルドライフパーク]
[初めて見たウォンバット]
動物園から海岸通りに出て、ここからピナクルズまでは「インディアンオーシャンドライブ」と呼ばれていて、ずっとインド洋を眺めながら走る道路だった。
どこまでも一直線に続いた道、広い牧場や畑など、日本では考えられないほどだった。
やっとピナクルズに到着し、公園内の1.2kmのウォーキングコースを歩いた。
暑かったけれど、湿気がないので気持ちよく歩けた。
ところどころに緑があるものの、一面の黄色い砂の中に岩が乱立していて、別世界にいるような感じだった。
紫外線が強いからかもしれないが、露出している腕や足が紫色に見えたことに驚いた。
また、無数の奇岩の中には、世界中から訪れる観光客が、似ているからと名前を付けたものがいくつもあり、日本人観光客が名付けたと言う「トトロ岩」もあった。
陽の高い時に行ったので、空は真っ青だったけれど、夕陽に染まる時間帯が一番きれいだということだった。
お昼近くなり、ピナクルズのそばにある、港町セルバンテスの「ロブスター・シャック」で、ロブスター工場を見学、その後はロブスターのランチだった。
この町はロブスターで有名で、この工場ではロブスター漁から販売まで一手に引き受けているらしく、この時に食べたものは水揚げされたばかりのものだったらしい。
ランチ後は「ランセリン砂丘」で遊んだ。
「ピナクルズ」の方は黄色い砂で、この砂丘は一面の白い砂、不思議な気がした。
白い砂の砂丘を4WDで走行したり、スケボーみたいな物で滑り降る競争をしたりして楽しかったのだが、正直言って若い人向けかなとも思った。
一日中目一杯遊んで、パースに戻り、今度は夜のキングスパークに夜景を見に行ってみた。
昼間とは違った景色が広がっていた。