大人の休日倶楽部パス3日目。
この日は青森から秋田へ移動し、乳頭温泉に行く予定を立てた。
秋田方面へはまた「リゾートしらかみ」を使った。
この電車は十二湖駅を11時30分発だった。
それまでの時間、ホテルで十二湖までの無料送迎があったので、利用した。
思いがけず、十二湖を歩くことができた。
やはり休日倶楽部パスの時期は大勢の人が来るので、ホテル側でも何かしら考えているようだ。
ホテルで十二湖入り口まで送迎してくれ、荷物はフロントに預けると電車の時間に合わせて駅まで運んでくれるようになっていた。
路線バスの本数は少ないし、移動手段のない人たちにとっては嬉しいものだった。
白神山地の一角に33の湖沼群があり、展望台から見るとその中の12の湖が見えることから十二湖と呼ばれているらしく、その中でも特に有名なのが「青池」。
「青池」は湖の底に朽ちたブナの木が沈んでいて、幻想的な雰囲気があり、太陽や見る角度によっても色が変わる不思議な湖だった。
「青池」だけでなく、他の湖もやはり真っ青な色だった。
[青池]
午前中の空き時間を使っての1時間ほどのハイキングだったが、とても良い時間を過ごすことができた。
十二湖駅からは再び「リゾートしらかみ」に乗った。
今度は「くまげら」の車両だった。
[リゾートしらかみ・くまげら]
[冬のくまげら]
「リゾートしらかみ」は何度となく乗っているが、全部の列車のロゴがおしゃれ。
終点の秋田までは特に車内イベントはなく、2時間の旅をした。
秋田からは秋田新幹線で田沢湖まで行き、この日の宿「駒ヶ岳温泉」までは路線バスを利用した。
宿はバス停から離れた場所にあったので、バス停まで迎えに来てくれた。
この宿は以前にも泊まったことがあり、すごく良かったので再訪した。
乳頭温泉の中でも少し離れた一軒宿で、宿の中で「十割そば処 そば五郎」というそば屋も運営している。
部屋数が少なく、ゆったりと過ごせ、何よりも温泉が抜群、やや青みがかった白い硫黄泉と湯の花はこれぞ温泉といった感じだった。
以前来たときに改築していた湯小屋も完成していた。
湯小屋というと小さいイメージだが、とんでもない、大きくて立派な風格のある造りになっていた。
渓流沿いの露天風呂も情緒たっぷりで、貸し切り風呂と共に満喫することができた。
夕食は名物の山の芋鍋、と十割そばもあり、これもまた満足だった。
あと、嬉しいのが夜に「鶴の湯ツアー」があること。
かの有名な「鶴の湯」とは系列関係になっているらしく、無料で「鶴の湯」に送迎してくれて、日帰り客のいない夜の静かな「鶴の湯」にも入ることができた。